Sydney Yajima


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洪水

2011-10-07 23:57:27 | 世界情勢
東南アジアの、大都市の50%は数年以内に水害で後退 あるいは、廃頽する。
そして、影響を受ける人数は 20億人に達する。
こういう試算結果が 出ている。

最初に影響を受けるのは、バングラディッシュ モルディブ そして、タイ フィリピン さらに中国沿岸都市 日本も、すでに多くの都市が影響を受けているのは、ご承知の通りである。

もし、この試算結果を信じたくなければ、今できることは、災害対策である。
そのためには 多くの資金が必要となる。
堤防を高くする ダムを作り水の流れの調整池を作り あるいは、根本的な都市計画の見直しと、それにともなう巨大土木工事も必要となるだろう。
その資金を流動的に活用するためには、銀行のシステムを変えなければならない。
まずは、透明性を持って、すべての資金が有用に活用されているかどうかを管理するシステムは重要だ。
なぜなら、ゼネコンに莫大な金が流れるので多くの賄賂や不正が行われるであろうことは、ほぼ自明だからである。

例えば、東京の大部分が水没する可能性を考えたとき、機能が麻痺しないためには、多くの部分を分散しなければならない。

分散する先は、北海道であったり、あるいは、日本海側の地方都市であったりする。
例えば、北海道の経度は、ロンドンやニューヨーク並みなので、同じような街を作ることは可能だ。
土地は安く、平坦な地域も多く、大都市に適したエリアはいくつもある。
良港と空港の整備、さらには、多くのインフラを作り上げれば、少なくとも、5つほどのマンハッタンを作ることは、可能だ。
秋田県なども候補地としてはいいだろう。
災害は少なく、地震の影響もさほどないし、津波の心配もない。
例えば・・・
宮内庁が東京にある必要はないだろう。
宮内庁は、京都のほうがふさわしい。
財務省は、半分の機能を大阪に移すべきである。
そうすることで、機能のバックアップが出来る。
産業省は、愛知県の豊田に移すほうがいい。そうすることによって、効率や改善という根本的なトヨタ精神を日本の国策に反映することができるはずだ。
ちょっと大胆な提案だが、文科省は、沖縄に移転すればよい。
沖縄からみる中国、アメリカは正しい国際感覚を文部科学省に与えるだろう。
それは子供たちの未来にとってはプラスになるはずだ。
防衛に関しては、今後も日本はアメリカとともに行うので、東京 横浜 横須賀 沖縄 三沢 佐世保など重要な基地のある地域に空海陸を分散して アメリカとより緊密なタイアップをして日本の安全を正確に計算して行わなければならない。分散などによって、統制がばらばらになっては困るが、今のように東京に集中していたら、そこを攻撃されると 命令系統にセキュリティー ホールができる。
したがって、防衛庁は安全かつ 分散した状態でしかもいつでもバックアップ機能が働く状態で十分に金をかける必要があるだろう。日本は、ロシア、中国 そして北朝鮮 あるいは韓国からの脅威があり、現在も、近海の島々がまさに乗っ取られようとしているか、すでに乗っ取られていて手も足も出ない状態なのかのどちらかである。
アメリカは、日本とともに行動する気があるのかどうかを はっきりと問いただすべきだし、現在の竹島、あるいは尖閣 北方領土のために、日本とともにどういう軍事プレゼンスを行うつもりがあるのかを、言うべき時期にきている。沖縄の基地問題は、アメリカが日本とともに行動するのでなければ、それは彼らが 自分たちの利益のために不法占拠しているという理屈も成り立つので、それならば、不法占拠をさせてはならないと、安保の破棄という将来的に強力な政党によって行われるかもしれないリスクをアメリカは長期にわたって考える時期に来ていると私は言いたい。

日本に関していえば、いずれにせよ十分に資金がある。
大胆な改造をすれば、多くの雇用とまた多くのビジネスチャンスが生まれるのだ。
おどおどしたり、びくびくしたりすることはない。
言いたい事を言い、やりたいことをやればよい。
それが出来る人間がいれば そこから生まれる可能性は それこそ宇宙規模で発展する。
日本には本当に、無尽蔵にさまざまな可能性があるはずだ。
本気で これをやれば、日本列島改造で湧いた1970年代以上の 大工事になる。もちろん雇用が増えて、日本中の地方都市の景気はよくなるだろう。
しかし、今回のこの移転に関しては、必要に迫られているという逼迫した自然環境問題があることを勘案しなければならないはずだ。
つまり、日本人は、生き残るためにやらなければならないところに 追い詰められていることを知るべきだ。

しかし、それでも他の東南アジアの国々にくらべてみれば、日本人はまだまだ生き残るチャンスがあるだろう。
なぜなら 金融は安定しているし、腐敗も比較的少なく、また最新技術や人的資源もあり、活用できる土地もあるからだ。

問題は、他の沿岸地域の貧しい人々である。
すでに、今年の始めごろから、私がこのブログで何度も食糧危機の警告をしてきたことが、現実になっていることを多くの読者たちはすでに、感じておられることだろう。
十分に準備をしてきた人と、してこなかった人の間には多くの隔たりが出てきているはずだ。
すでにGSM内で私は、現在 資産をどう逃がすべきかについても突っ込んだ情報を 会員と共有している。
未曾有の時代だということと、この荒海をどのようにして乗り切っていくか。

今までの時代のような ただ効率を求める投資は とても大きなリスクを孕んでいる。
多くのファイナンシャルプランナーたちは、今でも20世紀の時代に生きているのかもしれないが、2008年3月を境に確実に経済は変わり、後戻りと 先走りのジレンマに陥っている。
西洋と東洋の対立が本格的になってきた今の時代は、世界各国に何百年もかけて、えんえんと築いてきたチャイナタウン。そしてそこでたくましく生き延びてきた中国人たちが、やがて世界を制覇することになるのかもしれない。
今までは、その過渡期であり、多くの中国人の移民たちが、差別されようとも 頑張って富を築いてきたのである。
そして それは最終段階にきつつあるようだ。