Sydney Yajima


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京都プロトコールからコペンハーゲンへ

2009-12-08 06:07:30 | Weblog
Environmental Protection Agency 以下 EPAは、アメリカに対し、きちんとしたガス削減を求める。
アメリカと中国が世界の50%以上のCO2を使っている現在、彼らが何かの行動を示さなければ、世界は納得しない。
削減目標を、決めることは、数字としてきちんと出さなければならないと、オバマ大統領に追求する予定だが 結局は、どの程度までアメリカが受け入れるかにかかっている。
まして中国が批准するとも期待できない現状では、EPAが いくら かんかんになって怒っても、力がない。
様々な発言がなされている。
世界のどの国も、アメリカが十分に責任ある対応をしてきたとは、認めていない。というのがひとつ。確かに、アメリカは利益を追求して、環境への対応を無視してきた。

そこで、別のアプローチが計画されている。
これは、経済問題を論ずる場所ではない。
また、環境問題を論ずる場所でもない。
今回のコペンハーゲンは、政治の場所なのである。
という計画だ。
もちろんわが国日本の外務省の諸君は、十分に対応してくれるだろうが、その計画の中枢にどの程度かかわるかによって、今後の日本のイニシアチブがどの程度取れるのかが 分かるだろう。

少なくとも、すべての環境問題の始まりが、京都プロトコール(京都議定書)というわが国の古都の名前が冠になっているのだから、日本の役割は少なくない。
ヨーロッパは、その点を十分に踏まえており、今後環境問題が重要な世界の課題になることを見越して、自分たちもコペンハーゲンを始まりにして新たな作業を模索している。コペンハーゲンからコペンへーゲン へという、なんだかややこしい言葉遊びまで始まった。当然 キャンペーンの一つとして とらえても大きな間違いはない。

京都プロトコールは間違いなく世界史の一ページに残るが、今回のコペンハーゲン・・・コペンへーゲン・・・が、新たな歴史の一ページになるとヨーロッパは意気込んでいる。

環境問題は、テクノロジーの進化や、さらには、空気の浄化、水の問題など、多くの先進的かつ、知性的な匂いのする議題である。ヨーロッパが自負する 進歩的な国という意味においての彼らのプライドをかけての取り組みは、これによってまた、今後とも世界から尊敬され続ける国々でありたいと願うひとつの戦略である。この環境問題を取り組むことによって、今後の1000年間、その国は、確実に世界からの尊敬を得ることができる滅多にない機会だからだ。

日本にはおおきなチャンスがある。ところが、日本は、捕鯨問題という前時代の匂いのする 19世紀的な風習を文化として維持し続けているため、前時代的な国というレッテルを貼られる。あるいはこの機会にもっと、そのことを大きくクローズアップさせることによって、日本に発言権を減らさせ、できれば、京都プロトコールという名称までも、葬り去りたいと考えている。この点、ノルウェーなども同じ範疇に入るが、案外彼らのことを 世界はあまり取り上げない。取り上げないのは当然 意図的にやっているのである。

日本は、世界から無視されていると感じているのか、よくジャパン バッシングから、ジャパン パッシングなどという造語が、出来たが、世界は決して日本を無視していない。無視するには大きすぎる存在だからだ。日本にたいして、世界は無関心を装った大いなる関心を持って、見ている。

日本は、先進国だ。
私たちは、今後、世界史に組み込まれる国として、責任をもって、かつ、尊敬されるべき国としてのありかたを模索しなければならない岐路に立っている。

日本には、まだたくさんの土着的な発想しかできない人々がたくさんいる。
そういう人たちの中には、核武装論などを言う人や、中国や韓国のことを蔑視し、あるいはアメリカに変に媚びへつらうなど、実は共通点が多い。

土着的な発想を持つことは、いけないといっているわけではない。考えてみれば、日本に生まれて どっぷりと日本の文化に漬かって、何十年もたてば、それが土着的な発想なのか、どうかさえ、判断不能になることも、私にでさえ、同情を持って理解してあげることはできる。ただ、反面、日本に対して、とても世界が期待していることを、考えてみてはどうだろうか?
世界でもっとも進んだ文化とテクノロジーを持っている国、日本という期待。
その日本が、きっと何とかして、この世界の問題を解決してくれるに違いないと、多くの国が、思っていることが、きっと今度のコペンハーゲンで分かるだろう。

今回の歴史的なミーティングが 京都プロトコールから始まっているということを、私たちは誇りを持って考えるべきでは ないだろうか?

日本人の人生観

2009-12-07 01:36:01 | Weblog
日本人の人生観は、かつて サクラに例えられた。
それは、満開に咲き、そしてその期間はあくまでも短くそして見事に、パッと散る。美しい花びらも、地面に帰っていく。潔さに高貴さを見出し、我もあの桜の花びらのように、散りたい。と、願うことが美徳とされた。

日本人の人生観は、変わったのか、今でも、サクラなのかは、人によって様々だろう。

しかし、一度失った過去を振り返ることほど、惨めで愚かで、しかも未練なことはない。
サクラが好きであろうと、好きでなかろうと、多くの人は過去にグダグダこだわることを好まないのではないか?

さて、日本人は、自民党を捨てたのである。
今、それをなんとか、元に戻そうと、グダグダ言っている新聞やマスコミは、未練だ。

アメリカとの安保も、すでに過去の取り決めだ。
未来永劫 昭和を引きずる必要はない。

間違いであろうと、正解であろうと、捨てたいと思ったら、古い服は脱ぎ捨てる。新しい服を着たいと思えば、着てみる。合わないと思えば、また着替えてみる。

それで いいんじゃないかな?


オーストラリアの白人による人種差別

2009-12-06 18:26:13 | Weblog
http://elecpress.monash.edu.au/pnp/free/pnpv7n4/v7n4_3price.pdfオーストラリアには、白人以外に多くの人が住んでいる。私もその一人であるアジア人種。アボリジニというもともとの大陸に住んでいた民族。第二次世界大戦後たくさんやってきたイタリア移民や東ヨーロッパからの難民。最近ではインド人が増えている。

オーストラリア人といえば、一般には、白人であると考える人が多いが、実に多くの「オーストラリア人」が居ることになる。

もともと、オーストラリアに大量に「送られてきた」イギリス系の移民は、犯罪者たちである。これは歴史からみて、まず特異な国家の成り立ちである。
そのためか、多くのオーストラリア人たちは、自分たちの先祖がよく分からない。ウェールズから来たのか、スコットランドから来たのか、アイルランドなのかも、はっきりと分かっている人は少ない。

次に来た移民の多くは白人だったが、彼らは ウォグと呼ばれて差別される。彼らの多くは、イタリア、東ヨーロッパからの難民であった。彼らは多くの文化を持ち込み、オーストラリアはそれまでのシンプルで何もない世界から、順調に発展していった。オーストラリアにとって、ウォグたちの尽くした成果は、決して正当な評価を受けているとは思えない。彼らが持ち込んだ、文化、活動、ビジネスが今日のオーストラリアを形成していると言っても過言ではないからだ。彼らの世代もいまは二世三世になっているが、決してイギリス系オーストラリア人たちとは、仲がいいとは言えない。

その次に来た移民は、中東からの移民で多くは、レバノン人などのアラブ系住民だった。彼らは、お互いの結びつきが強く、時として、差別に対して武力で対抗する。それが、暴動となったのは、まだ記憶に新しい。http://www.smh.com.au/news/national/mob-violence-envelops-cronulla/2005/12/11/1134235936223.htmlMob violence envelops Cronullaより

ベトナム人がベトナム戦争後、大量に難民審査をパスして流れ込んできた。彼らの多くは、カブラマッタという地域にかたまり、ひとつのゲットーを作った。お互いがひとつの地域で固まることによって助け合い、身を守る。中世のユダヤ人がそうしたように、新しい少数民族は、そのような方法をとる。ベトナム人と中国人の違いさえあまりオーストラリア人たちは分かっていない。もちろん韓国人も日本人も分かっていない。ただ、アジアンというひとくくりになっている。

中国人の歴史は古く、彼らは19世紀から入ってきている。当時は奴隷として多く、鉄道事業などの重労働に当たらせられて、多数の死者を出している。例えば、シドニーのチャイナタウンは、古い建物が多く高層ビルがない。中国人たちは力を持ってきているだけでなくその豊富な資金で新しくビルを建て替えていきたいと言っても認可が下りない。「チャイナタウンらしさがなくなる」という理由による。建物は古く、かび臭く、あちこちからぺんぺん草が生えていて、ねずみやゴキブリが繁殖している不衛生な状態を新しい建築によって一新したいという中国人たちの申請は、その一言で却下される。チャイナタウンには高層ビルは似合わないと言う。新しく来た中国人たちは、シドニーのチャイナタウンを見てどう思うだろうか?上海の高層ビルに慣れてきている目に映る今のシドニーのチャイナタウンの様子は、涙が出るほどみすぼらしいと感じるに違いないだろう。だが、中国人が高層ビルを建てて近代的な美しさを享受したいと願っても、この国では受け入れられず許可が出ない。いま ようやくその重い腰を上げようとしているが、この報告書に見られるとおり、現状では随分先の話になりそうだ。http://www.cityofsydney.nsw.gov.au/council/documents/meetings/2009/Committee/Planning/250509/090525_PDTC_ITEM02.pdf

そもそも・・・
シドニーに限らず、オーストラリアには多くの移民たちがいるにもかかわらず、例えば警察官はすべて(そうほとんどすべてといっていい)白人である。つまり、アジア人に取り締まられるのは、たまらないと感じているからだろうか?。

さて、もうすぐ捕鯨問題が表沙汰になってくる。いま、シーシェパードは、フリーマントルにおいて、着々と準備を始めている。日本の捕鯨船を攻撃するためだ。

http://www.seashepherd.org/
やる気満々の、彼らを多くのオーストラリア人たちは支持している。私たち家族はこの多くのオーストラリア人たちに取り囲まれて生活をしている。つまり、日本人と言うだけで、いつ、可燃性の彼らの感情に火がともり、そして攻撃対象にされるかもしれない・・・自分だけではなく小さな子供たちを含めて・・・を、感じている。もしかすると杞憂に終わるかもしれない。そう願っている。
オーストラリアに小さな家族単位で過ごしている人間にとって、ひとつのこういう摩擦が場合によっては、文字通り命取りになる危険性もあるのだ。
そして、鯨を殺す日本人を殺すことは、正しいことだと、堂々と主張し 考え 実行する異常者が出ない保障はないのである。(何しろ 日本の捕鯨船に体当たりしてくる連中がいるのだから、弱い立場の人間・・・日本人の小さな家族に危害を及ぼすことはないだろうと考えるほうがむしろ、楽天的すぎるかもしれない。)もし、私の幼い子供に降りかかったらと考えると、おぞましい限りだ。

結論から言うと、人種差別は決してなくならない。
外国に住む私たちにできることは、細心の注意と、日々鍛えることでしか対処できないだろう。




来週はシャンペーン ブレックファースト

2009-12-06 04:03:49 | フリーメーソン
戦場の真ん中であっても、男は傷を負っていても、おどけることができる。小さな子供のころ、スリル満点のゲームをしていたころから、男は何歳になっても成長することはできない。

尖った肩につむじ風が巻きつくけれど、男は、スプーンでリズムを取って野営の慰めにする。女のいない戦場では、ブローマイトという精力減退薬を飲んで戦っていた。

11月11日

戦場に散っていった男たちに、敬意を払う。

オーストラリアでは アンザックにそういうことを行う。
日本のために死んでいった、兵士たちは、どうなっているんだろう?

戦争をしたくはない。ということと、戦争で死んだ兵士に敬意を払うことは別なんだ。

遠く戦場に行き、家族の写真を見ながら、それだけを支えに戦い、そして死んでいった人たちは、その頭蓋骨さえ放置されたままになっている。
捨てられ 忘れ去られた男たちが いる。

沖縄では多くの市民が死んだ。大阪では、戦争が終わる前の日に焼夷弾で空爆があった。オーブンのように街が燃えた。負けることが分かっている日本にアメリカは容赦なく空爆した。ボロボロになっている市民たちが逃げ惑い、死んだ。

戦後、アメリカ兵はチョコレートを配った。
子供たちは「GIVE ME]という言葉を覚えた。

いろいろなことが胸を去来する。
そして、戦争は嫌いだと思う。

だが、世界は確実に戦争の方向へすすんでいる。
日本が憲法を持っていて、そして戦争を一切しないといっても、世界が戦争をする。日本は最後まで蚊帳の外に居続ける事ができるだろうか?
否・・・

ならば、私たちは何をしなければならないのだろう?



この歌を聴いてみて欲しい。たった二分だけ黙祷をする意味を。http://www.youtube.com/watch?v=0KWoz1rEMgk

They fought and some died for their homeland.
They fought and some died, now it's our land.
Look at his little child; there's no fear in her eyes.
Could he not show respect for other dads who have died?

Take two minutes, would you mind?
It's a pittance of time,
For the boys and the girls who went over.
In peace may they rest, may we never
forget why they died.
It's a pittance of time.

God forgive me for wanting to strike him.
Give me strength so as not to be like him.
My heart pounds in my breast, fingers pressed to my lips,
My throat wants to bawl out, my tongue barely resists.

But two minutes I will bide.
It's a pittance of time,
For the boys and the girls who went over.
In peace may they rest.
May we never forget why they died.
It's a pittance of time.

Read the letters and poems of the heroes at home.
They have casualties, battles, and fears of their own.
There's a price to be paid if you go, if you stay.
Freedom's fought for and won in numerous ways.

Take two minutes, would you mind?
It's a pittance of time,
For the boys and the girls all over.
May we never forget, our young become vets.
At the end of the line,
It's a pittance of time.

It takes courage to fight in your own war.
It takes courage to fight someone else's war.
Our peacekeepers tell of their own living hell.
They bring hope to foreign lands that hate mongers can't kill.

Take two minutes, would you mind?
It's a pittance of time,
For the boys and the girls who go over.
In peacetime our best still don battle dress
And lay their lives on the line.
It's a pittance of time

In peace may they rest,
Lest we forg

戦争

2009-12-06 03:55:47 | 世界情勢
今、私はオーストラリア政府に対して、ある書類を提出しなければならない。それは、オーストラリア連邦における、国内のすべての人間の再管理ともいえるものだ。

家族構成。始めてオーストラリアの大地に立った日。日本の家族。その家族の生死。生年月日。収入源。過去の渡航記録のすべて。過去の住居のすべて。などなど嫌になるほどだ。

なぜこんなことを?

それは、テロに対するものと、いざとなったとき、誰が戦力として使える人間か、役に立たない人間か。その人間の技術。技能。資格。収入。資産。逃避先。

アフガニスタンに兵士増強と来年はきな臭い。
今後、経済は、どう動くのか?

戦争になると騰がる石油。
ホルムズ海峡・・・

ゴールドはまだまだ騰がる様相だ。今の1200ドルは通過点だと言われている。

それは誰かが買っているからだ。
インド、中国だけじゃない。
戦争が来ることを知っているやつらだ。

ちょっと、話は戻るが、アメリカを見くびってはならないとよく私が言うことを、思い出して欲しい。そうすれば、点と点 線と線がつながるはずだ。


激怒???

2009-12-05 05:09:03 | 世界情勢
ルース米大使が日本側に激怒 岡田外相らの面前で大声張り上げる 普天間移設の年内決着断念で
2009.12.5 01:38

このニュースのトピックス:安全保障
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり鳩山由紀夫首相が年内決着を断念したことに、米国側が激怒した。

 4日午後、日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設を念頭にした、日米閣僚級作業グループ(WG)の検証作業が開かれた外務省4階大臣室隣りの接見室。

 関係者によると、少人数会合に移った後、米国のルース駐日大使がそれまでの穏やかな語り口を一変させた。「いつも温厚」(防衛省筋)で知られるルース氏は、岡田克也外相と北沢俊美防衛相を前に顔を真っ赤にして大声を張り上げ、年内決着を先送りにする方針を伝えた日本側に怒りをあらわにした、という。

 いらだちを強める米国側の姿勢は、会合後、首相官邸を訪れた岡田、北沢両氏から鳩山由紀夫首相にも伝えられたとみられる。

 伏線はあった。鳩山首相は4日、「グアムに全部移設することが、米国の抑止力ということを考えたときに妥当か検討する必要がある」と記者団に語り、年内決着どころか、グアム移設も含め検討する考えを示していたのだ。福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は「選択肢の幅が明確に広がったことを大変歓迎している」と強調した。

 もともと日米合意に基づく普天間移設計画は、普天間の米海兵隊ヘリコプター部隊を辺野古の代替施設に移し、司令部機能などはグアムに移設させることが柱だ。ヘリ部隊も一緒にグアムに移設した場合、有事の際にグアムからヘリ部隊が県内に展開する地上部隊をピックアップしに沖縄に立ち寄る手間がかかる。政府関係者は「ヘリ部隊と一体のグアム案は想像をはるかに超える」と語る。

 これまでの米軍再編協議で議論された案は、いずれも県内が対象だった。移設先に県外を持ち出せば日米作業グループの検証作業は困難になる。岡田外相が米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)への統合を主張する事情でもある。

 一方、海兵隊の戦闘機とヘリを分散移設させる案も政府・与党内にある。ヘリ基地を辺野古に隣接するシュワブ、ハンセンいずれかの陸地に建設し、海兵隊の戦闘機については嘉手納に統合する案だ。ただ、米側は部隊運用上の理由から日米合意が唯一の選択肢との立場。与党内からは「実現可能だったら、とっくにやっている」(政務三役)と嘆きの声も出ている。


(産経ニュースより抜粋 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091205/plc0912050139004-n1.htm )

激怒とは、ついに 本性を表わしたな。これが、え? 対等な外交か? 大使が、が任地の外務大臣を怒鳴りつけるようなことが、あっていいのかい?
もし本当にこのようなことがあったとしたら、岡田外務大臣はなんと言っただろうか。

日本の領土にアメリカの基地があることが異常なのだということと、それを、納得しないけれども、何とか、日本を守っているというアメリカの言葉を 最大限に、解釈して置いていた基地だったが、怒鳴りつけるというのは、全く、守っている態度ではなく、恫喝である。

岡田外務大臣が、ここでは、なんと言ったのか分からない。

だが、いみじくも、岡田外務大臣名は、わが国を代表する外務のトップである。その面前に向かって、ルース大使が、たとえそれが彼の本意にそぐわない内容であったにせよ、怒鳴りつけるという失礼かつ無礼があってはいけないはずだし、彼の本分は、アメリカ本国から送られてきている在外大使館の一役人に過ぎない。岡田外務大臣は日本国民から選ばれている大臣だ。身分が違う。怒鳴りつけるというのは、つまり、日本人に対するルース大使の挑戦である。ならば、もはや、岡田外務大臣は、彼とこれ以上話すことはない。



ヘリコプター ベンの再任

2009-12-04 07:20:36 | 世界情勢
FRBのベン バーナンキーが再任される。
彼は、以前、日本がデフレから脱却するためには東京の空からヘリコプターで諭吉さんをばら撒けばいいと発言し、それ以来 ヘリコプターベンという異名をとるようになった。
難しく言うと、マネーサプライを増やして、需要を喚起し景気刺激策をとれということだ。
アメリカがその政策をしているために、どんどんとゴールドが上がってしまった。つまり、アメリカドルがたくさん印刷されすぎて、その値打ちがなくなっただけのことで、昨今の円高も同じ流れの上にある。なぜなら、日銀はその政策を今まで支持しなかったために、円の供給量はそれほど増えていないからだ。

しかし、ゴールドの供給量は急に増えないために ゴールドの価格が上がる。しかしゴールド自体は消費財ではなく、そのほとんどが、資産運用の対象としての取引材料になっているので、逆に減ることもない。ゴールドが上がっているのではなく、それを表示するドルが下がっているので、円高はもっと進むべきだというのが私の考え。適正には一ドル当たり50円を切ってもいいはずだ。今の水準はまだまだ円安だと思う。



2009-12-03 09:11:26 | オーストラリア資源
ゴールドが1200ドルを超えた。
これはまず 想定内の話なので、いまさら ではあるが、記録として面白い。

しかし、今は、ゴールドの現物に走るより、もっと、ゴールドの鉱山株に向かうべきときかもしれない。しかも、ゴールドだけを掘っているところはリスクが高いので、なるべくレアメタル系を探すべきだ。

韓国人気質

2009-12-02 10:20:40 | 世界情勢
韓国人について書いてみたいと思う。
韓国人は、熱く辛くスタミナ満点のキムチ鍋のように、人も熱く辛くスタミナ満点だ。熱しやすい。そして情にもろい。熱しやすいために、あまり深く物事を考える前に、つい、行動に出てしまう。それは、社会的地位を持った人でも同じだ。そのために、失敗も多い。
特に、韓国名物の国会乱闘はその筆頭に上がるだろう。
国会議員とはいみじくも 国民代表をしている国のトップの集まりのはず。
彼らが冷静な議論をする 静粛な国会で、ジャンプをしている。そういうレベルの国会で国が運営されていて、その議員を国民が選んでいるのだから、韓国はジャンプをする国だということになる。
つまり、韓国は熱したキムチ鍋の上で ジャンプする国だ。

こんな極端な国は 近代の世界では、あまり例がない。少なくともG20カ国の中では、韓国だけだろう。なにしろ、国会議員がジャンプするのである。
つまり、韓国の国会議員は、キックの鬼の沢村のように、ジャンプする必要がある。民主主義もいろいろとある。
アメリカでは、相手を強烈に批判する。日本では根回しをして落としどころを探る。イギリスでは冷静に、きわめて計算高く 緻密に練られた計画と法律の両方で議員が話し合いをする。オーストラリアでは二大政党が常に、相手側の落ち度を探し、そしてよりよい国を作るために議論を戦わす。韓国ではジャンプする。

ぴょーん

地位協定

2009-12-01 15:25:27 | 世界情勢
東京都武蔵村山市で8月、道路に張られたロープにミニバイクの女性がぶつかり転倒し、重傷を負った事件で、警視庁組織犯罪対策2課が殺人未遂容疑で逮捕状を取っている米軍横田基地所属の米兵の子供2人について、逮捕状の期限の1日になっても米軍側から引き渡しが行われていないことが、捜査関係者への取材で分かった。組対2課は逮捕状を更新して、引き続き身柄の引き渡しを求めていく方針。

 組対2課は米兵の子供の少年と少女4人=15~18歳=に対して殺人未遂の疑いで逮捕状を取っている。在日米軍の日本での法的地位を定めた日米地位協定は刑事手続きについて軍人の家族は対象外だが、2人が横田基地内に居住しているため、組対2課は身柄の引き渡しを要請している。

 組対2課の調べによると、4人は8月13日夜、同市伊奈平の市道で、道路を遮る形でロープを張り、ミニバイクで走行してきた市内の女性会社員(23)に衝突させ、女性に頭蓋骨(ずがいこつ)骨折の重傷を負わせた疑いが持たれている。
(http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091201/crm0912011309022-n1.htm より抜粋 )

日米地位協定とは何だろうか?とここで疑問が出てくる。外務省のホームページの文章より抜粋すると以下のようなものだ。

日米地位協定とは?
日米地位協定は、日米安全保障条約の目的達成のために我が国に駐留する米軍との円滑な行動を確保するため、米軍による我が国における施設・区域の使用と我が国における米軍の地位について規定したものであり、日米安全保障体制にとって極めて重要なものです。


目的達成とは、ロープを張って 何も知らない無実の日本市民に大怪我をさせたり、強姦をしたりすることで、それを円滑に行動できるようにしたものなのか?

とここで、疑問が出る。

この協定は、昭和35年1月にワシントンで署名されている。
第二次世界大戦が終わって、日本がそれこそ山河の形が変わるほどにボロボロに負けて、たくさんの兵士と一般市民が死んで、生活基盤も失い、路頭に迷う子供たちがいて、そして、父と母をなくした孤児たちがいて、敗戦した15年後のことである。

そのときに交わされた協定が、50年経った今も有効であることが、問題ではないだろうか。合わなくなった服は新調しなければならない。

今まで、50年間 日本人は何をしていたのだろう?と思う人もいるかもしれない。
だが、実際には、できなかったのだろう。

地位協定ひとつ、沖縄問題ひとつ、日本にはそれをNOと言う実力がなかった。日本人にとっては、アメリカは怖い国だったからだ。

もちろん、今でも、アメリカを侮ってはいけない。
アメリカは怖い国だ。

だが、日本も言いたいことを言い、自分たちの国のなかを自分たちの意見で変えることのできる国になるべきだ。

一番 いけないこと。

それは 植民地根性を持つことだ。


ドバイ

2009-12-01 15:00:52 | 世界情勢
ドバイ ワールドが60ビリオンの債務を抱えて支払い延期を申し込んだ。
わずか60ビリオンの問題で、世界は震撼した。それほど、世界経済はがけっぷちに立っている。スペインは20%を超える失業率を出している。よく日本経済が悪いと言われるが、世界はもっともっと、悪い。

ドバイなんて、はじめから絵に描いた餅だった。
金融の中心になろうとしたが、アラブのイスラム教を信頼していないと、それはそもそも成り立たず、アラブの中には利息をとることを禁じるという宗教上の問題まであるので、結局、彼らのオイルマネーを吐き出させて、箱物を作っただけであった。

箱物ビルディングはすごいものがたくさんあった。回転する超高層ビル。中には何台もフェラーリーが並んでいて 所有者は車ごと、部屋の中まで行けるようになっていた。

そういう馬鹿げたパーティーをしていたら、いつかは駄目になる。その典型のような話だった。

ドバイの信用不安が一段落しても、不動産への不信感がぬぐえない状況で、まだまだ第二、第三のドバイが起こるだろう。

オーストラリアは いまだ不動産バブルが崩壊していない。
中国向けの資源の輸出が、一時ほどではないにせよ、まだ好調だからである。
しかし、いずれ、崩壊するだろうと、多くの人が指摘している。

海岸線のマンションは、高額で取引されている。高いものは、桁違いで、40ミリオンなどという数字まであるほどで、オーストラリアの不動産は世界で最も高くなったと言われている。しかし、いずれこれも崩壊するだろう。いま、世界で唯一といっていい・・・不動産バブルが崩壊していない国なのだから。