
我が家のベランダ箱庭にはちょっと不釣り合いの、
とても立派な枝垂れ梅の盆栽。
頂いた時は嬉しさと同時に、
大切に育てる責任を感じてしまいましたが。
どんな花が咲くでしょうか。
楽しみに毎日つぼみの膨らんでくるのを眺めて待ちましょう。
今、ベランダでは他にも、
春、夏、秋と、目を楽しませてくれた鉢植えの木々が、
冬を越す眠りについていますが、
良く見ると小さな芽がちゃんと用意されていて、
それぞれに待ち遠しいです。
植え木と言えば先日お稽古の時に悲しい話をききました。
大事に育てていた鉢が盗まれたというのです。
何年もかけて、やっと大きくなった南天の鉢植えだそうです。
植木を盗まれることは時々あったそうですが、
最近はなくなったと思っていたのにと、とても残念そうでした。
大事に育てたものを盗られるのは、お金を盗まれるより悲しいと。
大きな重い鉢をどうやって持って行ったのでしようか。
きっと狙っていたのかもしれません。
でも人様の育てたものを持って行って眺めても、
楽しくはないと思うのですが。
私だって、のどから手が出るほど欲しい茶花が生垣越しに見えたりすると、
欲しいなと思いますが、もちろん盗ってきたりなんかしませんよ。
ただその家の方と、お友達になりたいなと思うだけですよ。
その方の落胆ぶりは相当なもので、
本当に気の毒としか言いようがありませんでした。
我が家の盆栽もちょっと狙われそうですが、
六階のベランダですから、その心配はありませんね。
花盗人は罪にならない・・
そんなことないですよね。
