今日は「茶通箱」の稽古をしました。
拝見の時に大津袋を見ると何やら異変が。
よくよく見ると・・・
ほころびていました。
何年使ったでしょうか。
布はちっとも傷んでいませんから、
繕えばまだまだ働いてもらえそうですね。
今年もたくさん道具がお稽古に使われました。
しみだらけの貴人台
少し漆の剥げかかった天目台
ほつれた茶壺の紐・・
大事に大事に使っても、何十年も使えば傷んできますね。
でも私にはお茶の時間の単位は100年だと思えます。
この道具を100年後も使うと思えば、
自分の粗末な扱いで痛めては申し訳ないと思いますね。
暮れには稽古で毎日使う道具を整理しながら、
来年もまたよろしくと一つ一つ片付け直しています。
きっとほころびを直すものもいくつか出てきますね。
まだまだ頑張ってもらいますよ。