「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

道具にもお疲れ様を言わなくては

2012年12月22日 | お茶三昧

今日は「茶通箱」の稽古をしました。

拝見の時に大津袋を見ると何やら異変が。

    

よくよく見ると・・・

    

ほころびていました。

    

何年使ったでしょうか。
布はちっとも傷んでいませんから、
繕えばまだまだ働いてもらえそうですね。

今年もたくさん道具がお稽古に使われました。
しみだらけの貴人台
少し漆の剥げかかった天目台
ほつれた茶壺の紐・・

大事に大事に使っても、何十年も使えば傷んできますね。
でも私にはお茶の時間の単位は100年だと思えます。
この道具を100年後も使うと思えば、
自分の粗末な扱いで痛めては申し訳ないと思いますね。

暮れには稽古で毎日使う道具を整理しながら、
来年もまたよろしくと一つ一つ片付け直しています。

きっとほころびを直すものもいくつか出てきますね。
まだまだ頑張ってもらいますよ。