畠山記念館での「清峰会茶会」に行ってきました。
今回の茶会では、濃茶席と立礼席の席主さんが、
知り合いの先生でしたので、ぜひともと、
お友達と、社中の方と連れだって伺いました。
茶室を囲む木々には紅葉もみられ、
ポカポカした日差しの下で、
入席を待つ時間も苦になりませんでした。
九時過ぎには着いたのですが、もうすでにたくさんの人でした。
お茶の方はこういう時は、張り切って早々とお集まりですね。
まあ他人のことは言えませんが。
濃茶席は、茶杓の教室でおちかづきになった先生で、
お人柄をしのばせる素敵なお席でした。
裏千家の濃茶席でしたが、楽茶碗は一椀も使われず、
それぞれに添えられた古帛紗がとても素晴らしいものばかりで、
裂地フェチの私にはまあ目がとろりと・・
とろけんばかりに拝見してしまいました。
午後から伺った立礼席は、石州流です。
いつもごいっょにお茶会を持たせていただくお仲間ですが、
お茶会の時は自分の席でいそがしく、
なかなかゆっくりと、お点前など拝見できませんでしたので、
今日は石州流のお席の雰囲気を十分味あわせていただけました。
尾形乾山の菊絵茶碗と空中信楽が格別に目に残り、
手に取ることはできませんでしたが、
小ぶりなお茶碗でいて、眺めるだけでも存在感がありました。
薄茶席。濃茶席とすすみ、
お昼を挟んで、また二席の薄茶席へ。
すべて楽しむことができて、満足の一日でした。
それにしても、お庭の飛び石の上を歩く足取りが、
回を重ねるごとにおぼつかなくなるようで、
少し寂しく感じたるようになりました。
いやいやまだまだ頑張りますよ。
お誘いした皆さんにも満足いただけて、良かったです。