月初めから、ずっと毎日暇なしで、お茶やら、外出やら、
さらに飛び入りの個展の添え釜などで忙しくしていました。
これからも明日の口切の茶事、お茶会、旅行と、まだまだ続くので、
体調を整えておくために睡眠確保に心がけた結果、
一番有効な手段は、パソコンから遠ざかるでした。
というわけで久しぶりに更新です。
無事に炉開きも終わり、お祝いの善哉を頂きながら、
11月からの稽古は、半年ぶりの炉のお点前を楽しんでいます。
春に京都の"うるわしや"さんで手に入れた器を、
炉開きの善哉用に使うのを、楽しみにしていました。
蓋裏の蒔絵が気に入ったのですが、写真よりずっと綺麗ですよ。
炉の季節になるといつも感じるのが、炉のお点前のゆったりとした時の流れ。
お茶を、しみじみと侘びた気持ちで楽しめる、そんな季節到来といったところです。
今日は、明日の口切の茶事のための準備に、
担当の亭主役の方が午後からいらっしゃいました。
その前に私は道具を出したりして、準備のための準備を朝からしていました。
今しがた終わって、お茶を一服頂いて、「明日は頑張りましょうね」と帰られました。
これで本番を待つのみと、やっと気持ちがゆっくりしました。
社中の方が頑張るので、私も力が湧きます。
皆さんの健闘を祈りましょう。
11月に入っていろいろなことがありました。
忙しい合間にも、優雅で贅沢なオペラ鑑賞を二度も楽しみました。
そんな時間ばかりなら良いのですが、
いつもお食事会を楽しんでいる仲間のお一人が、脳溢血で倒れられ、
一命は取り留めましたが、いまだに意識が戻られていません。
倒れられた翌日に、東大病院にお見舞いに伺いましたが、
ICUでの姿に、声もありませんでした。
明日は我が身と、健康に気をつけなければという思いと、
やりたいことは後に回さないでどんどんやらなければ、という思いとが錯綜し、
日々悔いなく生きようという決意を新たにしています。