12月をおもわせる寒い一日でした。
若い方が、お茶事の亭主初体験をしました。
まさに初陣ですね。
周りを固めるのは皆さん年上のお姉さま。
お水屋はベテランぞろいで、一丸となって支えて差し上げましたので、
緊張の中にも大過なく最後まで務めることができたとおもいます。
皆さん退院直後の私を気遣ってくださいましたので、
私は下火を熾して、お湯を沸かす準備くらいで、
あとは初めてのご亭主さんに、
ご挨拶も言葉のアドバイスなどをして口だけ時々出せばよく、
今までになく手のかからないお茶事でした。
それだけ皆さん経験を積んで、考えて動けるようになったということで、
とても嬉しく思いました。
濃茶は各服点てで、薄茶はすべて替え茶碗でしました。
千鳥の盃は、感染対策で、同じ杯を飲みまわすわけにはゆきませんので、
そこだけはまねごとにしましたが。
始めてで、お客さんも四名ということで、三時間半には納まりませんでしたが、
思ったより流れもよくできましたので、合格ですね。
初めてのお客様も、正座の大変さに耐えなくてはならなかったこと以外は、
とても楽しく、良い経験をさせていただきましたと、喜んでおられました。
私も前日と当日、それなりに動きましたので、
退院後間もないので疲れが出ないかと心配でしたが、
何とか乗り切れました。
「やはりお茶事は良いですね。」と、皆さんの感想です。
お疲れ様した。