日枝神社の献茶式に行ってきました。
これで都内の献茶をする神社仏閣は、残すところあと一か所になりました。
奉賛茶会の濃茶籍と薄茶席に入り、お茶とお菓子と、
そしてお道具で、目とお腹を満たしました。
濃茶席の寄付きには、淡々斎の画賛「神 鈴絵」
本席の床 中院道茂筆 詠水邊納涼
「秋に吹かせもおもわすわきかえり
いわもる水に夏をわすれて」
花は竹の神酒筒に鉄線が。
香合「冠」
釜 仙叟好四方渦 寒雉造
茶入 織部肩衝 銘 長生殿
茶杓 淡々斎作 玉章 榊を以て
茶碗 長入
替 萩 陶兵衛造
と献茶式の釜ならではのお道具ですね。
薄茶席は春秋棚での立礼でした。
皆さんが遠慮した上座が空いていて、
最前列の五番目に座らせていただきましたが、
お陰で主茶碗から替茶碗まで、じっくりと手に取って拝見することができました。
いつも思うのですが、大切なお茶碗をテーブルの上で拝見するのはとても怖いですね。
下げていただくまで気が気ではありませんでした。
床には 坐忘斎御家元筆 「寿福円満楽」
花は、 竹一重切に「やまぼうし」と「がんぴ」が入っていました。
このような御茶席から学べるものは何かといつも思います。
私などには手の届かぬお茶と思いつつお茶とお菓子を頂き、
それでも何か一つくらいは得るものをと探すのですが。
証拠写真を今日も一枚
お昼はお献茶の時はこのくらいが定番です。
お茶券代を思うと、もう少し期待してしまうのですが。( ごめんなさい)
さてその後御一行様三人ずれは、隣のキャピトルホテルに場所を移して、
ケーキセットでしばし歓談。
せっかくだから、もう一か所と選んだ場所は、虎ノ門ヒルズでした。
「ぼくとらのもん」という垂れ幕が入り口で迎えてくれました。
私たちにはリピーターになってまた行く場所にはならないと思いました。
話題の場所ですから、一度は確かめに行ってもよいかとは思いますが・・・
いつもありがとうございます。
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