気持ちの良い穏やかな風に揺られながら、
朝日を浴びて光る花が何ともかわいいですね。。
冬に向かって、これから目を楽しませてくれそうな花の苗を、昨日植えました。
去年楽しませてくれたシャコバサボテンも、もうこんなに花芽を付けて、
毎朝見るたびにどんどん膨らんでいきます。
すっかり花がなくなって寂しくなったベランダも、
これで少しははにぎやかになるでしょうか。
と、このようにのんきなことを言ってはいられなかった。
先日、今回の口切の茶事のご亭主グループの方からSOSの電話が。
「頼みのツバキのつぼみがまだまだかたくて、お茶事にまにあいそうもありません」
茶事は三日後の木曜日です。
その方のお庭にツバキがあるので、
「お花は任せてください」とおっしゃっただけに、
思い通りにいかないお花にすっかり慌てていました。
毎回お茶事で一番大変なのが、お花だということは私もよく承知していますので、
皆さんには出来るだけ努力をしていただいて、
でも私ももしもの時のために、代わりになるものをそっと用意しておきます。
「どうしてもツバキでなくてもよいですよ。」
「かわりはどんな花がいいでしょうか。」
「照葉と、あと何か手に入るお花があれば探してみてください。私も心がけておきますから」
そう伝えると、少し安心したように、
「お花って大変なのですね。お茶花になりそうなものは、花屋さんには売っていない花ばかりだし・・」
そうそう、そうやって普段の私の苦労をわかっていただければ、
私も準備する甲斐があるというものです。
皆さんが用意出来たら、それを使っていただいて、
私の用意した花は、待合や稽古に使えますので無駄にはなりません。
というわけで午前中に心当たりをに三か所回って来ました。
無事に何とか手に入りましたよ。
これから道具を出して並べてみようと思います。
お茶入れはご自分の「備前の肩衝」をお使いになるそうなので、
それに合わせて道具組をしてみました。
今年やっとふくべの炭斗を新調しました。
零細企業の悲しさ・・いえいえ喜びで、
お茶時をするごとにひとつづつ、
何か新しくお道具をそろえていくようにしています。
おかげさまで「口切り」の道具は「石臼」を残すだけになりました。
これで前日にいらした皆さんにやっていただくこと以外は、
全部準備完了です。
おっと・・ありました。待合になる私の部屋の片づけです。
ここは当日の朝ささっとね。
安心して、明日は五島美術館まで遠足に行ってきます。
いつも見てくださってありがとうございます。
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