「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

口切の茶事も間近

2013年11月18日 | お茶三昧



気持ちの良い穏やかな風に揺られながら、
朝日を浴びて光る花が何ともかわいいですね。。
冬に向かって、これから目を楽しませてくれそうな花の苗を、昨日植えました。



去年楽しませてくれたシャコバサボテンも、もうこんなに花芽を付けて、
毎朝見るたびにどんどん膨らんでいきます。
すっかり花がなくなって寂しくなったベランダも、
これで少しははにぎやかになるでしょうか。

と、このようにのんきなことを言ってはいられなかった。

先日、今回の口切の茶事のご亭主グループの方からSOSの電話が。
「頼みのツバキのつぼみがまだまだかたくて、お茶事にまにあいそうもありません」
茶事は三日後の木曜日です。

その方のお庭にツバキがあるので、
「お花は任せてください」とおっしゃっただけに、
思い通りにいかないお花にすっかり慌てていました。

毎回お茶事で一番大変なのが、お花だということは私もよく承知していますので、
皆さんには出来るだけ努力をしていただいて、
でも私ももしもの時のために、代わりになるものをそっと用意しておきます。
「どうしてもツバキでなくてもよいですよ。」
「かわりはどんな花がいいでしょうか。」
「照葉と、あと何か手に入るお花があれば探してみてください。私も心がけておきますから」
そう伝えると、少し安心したように、
「お花って大変なのですね。お茶花になりそうなものは、花屋さんには売っていない花ばかりだし・・」
そうそう、そうやって普段の私の苦労をわかっていただければ、
私も準備する甲斐があるというものです。

皆さんが用意出来たら、それを使っていただいて、
私の用意した花は、待合や稽古に使えますので無駄にはなりません。
というわけで午前中に心当たりをに三か所回って来ました。
無事に何とか手に入りましたよ。

これから道具を出して並べてみようと思います。
お茶入れはご自分の「備前の肩衝」をお使いになるそうなので、
それに合わせて道具組をしてみました。

今年やっとふくべの炭斗を新調しました。
零細企業の悲しさ・・いえいえ喜びで、
お茶時をするごとにひとつづつ、
何か新しくお道具をそろえていくようにしています。
おかげさまで「口切り」の道具は「石臼」を残すだけになりました。

これで前日にいらした皆さんにやっていただくこと以外は、
全部準備完了です。

おっと・・ありました。待合になる私の部屋の片づけです。
ここは当日の朝ささっとね。
安心して、明日は五島美術館まで遠足に行ってきます。




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