“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『蜩ノ記』の巻

2014-10-19 | 劇場鑑賞した映画

役所広司 × 岡田准一 & 小泉堯史
蜩 ノ 記

なにかとヤル気スイッチを押してくれる
芸術の。スポーツの。食欲の。。。etc
今年は思っていたほどの映画を
劇場で鑑賞できていないことに気付き
皇后 美智子様が観賞されたことで話題となっていた
小泉堯史 監督の『蜩ノ記』を母上と観賞

第146回直木賞を受賞した葉室麟の時代小説
映画賞総なめ俳優としてベテランの域に入った 役所広司サマと
大河ドラマで役者風格が上がったアイドル 岡田准一クンが
出演している人間ドラマ
STORY = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
前代未聞の事件を起こした戸田秋谷は10年後の夏に
切腹すること、そしてその日までに藩の歴史「家譜」を
完成させることを命じられる。幽閉されたまま家譜編纂を続け
切腹の日まであと3年となったある日、城内で刀傷沙汰を起こした
藩士の檀野庄三郎が、秋谷の監視役としてやってくる。
庄三郎は、秋谷が7年前の事件を家譜にどう記しているかを
確認して報告し、逃亡するようであれば家族もろとも
斬り捨てよとの密命を帯びていた。
庄三郎は秋谷のそばで過ごし、その人柄や家族とも触れ合ううちに
秋谷が起こしたとされる事件を疑うようになり、
7年前の事件の真相を探り始める。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
 
ひとことで この作品を表現するとすれば実に美しい
ただ...。ただ...。美しい
師弟愛。家族愛。友情としての愛。そして人の佇まい。
日本文化。日本の四季。そして原風景とも言える映像など
どれをとっても 見事に美しく映し出されている
この時代に“日本人の生き様”なんて言葉を出したくないけれど
その生き方、情、佇まいが美しく見えてしまうのは
やはり この時代に生きている
THE日本人ならではの感想なのだろうか?
静か で かつ 穏やか な映画なんだけれ
ドンッ と心底に落ちてくる感じで
さすが 小泉堯史 監督だなぁ・・・と感じたぁシミジミ

小泉堯史 監督といえば黒澤明 監督の衣鉢(いはつ)を継いだ
黒澤イズムの継承者としても知られている監督さん。
『雨あがる』、『博士の愛した数式』の
メガホンをとった御人でもある
6年ぶりの新作『蜩ノ記』も それらの作品と同様に
やはり静かで美しい作品だったよ

北風が染み入る季節
観賞する作品としては
ある意味...丁度良い作品かも...デス
 ★★★☆☆ < 星3.5ツ>


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