“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『万引き家族』の巻

2018-06-15 | 劇場鑑賞した映画

第71回カンヌ国際映画祭 最高賞のパルムドール受賞
万引き家族

梅雨入り宣言されたが
我が家の住まいがある地域は ここのところ お天気良好
どちらかと言うと 過ごしやすかったのだが
やはり 梅雨入りしているから
が降るときはしっかり降りますなぁ
このムシッ とした湿った感じの空気を吹き飛ばしたい
そんなことを考え 最近 バッサリと髪を切ったワタクシ。
こんなに髪の毛のクセが強いとは 思ってもみなかった。
クルッ×2 髪の毛がウネって。ウネって
髪の毛を切ったことを思いっきり後悔している次第デス

さて 先日もたらされたビッグニュース!!
世界三大映画祭のひとつとされる
カンヌ国際映画祭において日本映画が
最高賞のパルムドールを受賞
いやぁぁぁ~~~。素晴らしいブラボー!
その受賞作品を観てきたよん

   ・
東京の下町。高層マンションの谷間に建つ古い平屋。
家主である初枝の年金を目当てに
治と信代の夫婦 息子の祥太と信代の妹の亜紀が暮らしていた。
彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという
社会の底辺にいるような一家だったが
いつも笑いが絶えない日々を送っている。そんなある冬の日
寒さに震える女の子を見掛け家に連れて帰る。
見ず知らずの子供と帰ってきた治に困惑する信代は
傷だらけの彼女を見て世話をすることにするが・・・。
 

第71回(2018年)カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され
日本映画としては1997年の巨匠・今村昌平監督の『うなぎ』以来
21年ぶりとなる 最高賞パルムドール受賞
『誰も知らない』、『そして父になる』の是枝裕和監督が
家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の姿を通して
人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマ
監督が 親の年金を不正に受給していた家族が
逮捕された事件に着想を得たという本作品の物語。
‘家族’を考えさせられる作品でもある。



この作品の魅力のひとつは やはりキャスト陣
是枝監督と何度も組んできた樹木希林サンや
リリー・フランキー氏をはじめ
『百円の恋』などの安藤サクラさん、
『勝手にふるえてろ』などの松岡茉優チャンらが
是枝作品に初・参・加
また オーディションで選出された子役の
城桧吏クン、佐々木みゆチャンらが名を連ねる。
話題になっているのは 城桧吏クン。
さすがは 子役の撮り方に定評ある是枝監督
初々しい子供らしいさはあるのだが
何かを語りたそうな目の力がとても魅力的
まぁ...。正直な感想を言うと
『誰も知らない』の柳楽優弥クンほどの
衝撃は受けなかったけれどネッ。
申し訳ございません。ワタクシごときの感想デス。
ただね。城桧吏クン、佐々木みゆチャンという二人の子役の力は
この作品にとっては大きな意味があるから
この大役を見事に果たした城桧吏クン、佐々木みゆチャンは
間違いなく 素晴らしい役者さんGOOD



樹木希林サン、安藤サクラさんは良い仕事してますなぁ
素晴らしい 安・定・感
なんだか 引き込まれていくんだよね。
素敵な役者さんだぁ
本業が何なのかイマイチわからないリリー・フランキー氏。
すっかり曲者の役者さんですわぁ
台詞が少なすぎる池松壮亮クン、
出番は少ないけれど高良健吾クンや池脇千鶴チャン、
久しぶりにスクリーンで拝見した緒形直人サン、
存在感がハンパない 柄本明サンなど。
役者さんの競演をスクリーンで観るのが楽しかった

いろんなカタチの‘家族’がある。
それは理解しているつもりなんだけれど
社会の弱者であった 大人たちの秘密願望
‘家族’というカタチで社会の片隅で生活していた...難しい
の繋がりはないけれど 家族として ひとりひとりが
幸せを感じながら時間を過ごしていた...ってところは
なんとなく救われた気がしたよ。

作品は非常に重たい
やや 胃もたれしそうなくらい...
すご~く考えさせられたし 心臓が重たくなった。
が思わず出てしまうシーンもある。
あの女の子で終わる最後のシーンはなぁ~に
最後のシーンは 想像がかき立てられて
未だに気になってしまい
チョット 苦しんでいるワタクシなのだ
 ★★★★☆ < 星4.0ツ>


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