ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ラジオドラマ聴き返し中その5:馳夫さんとサムとピピン

2005年12月06日 | 指輪物語&トールキン
ラジオドラマは裂け谷に到着いたしました。まだフロドが目覚めたばかりです。
小馬亭を出発してたらの馳夫さんとホビットたちの旅、やっぱりいいなあと思います。このあたりは映画も好きだったなあ。やっぱ馳夫さんはホビットに優しいところがいいんです(笑)
ぶよ水の沼地を歩いている時、サムの「こいつらホビットがいない時は何を食ってるだ!?」の台詞に豪快に笑う馳夫さんが好き(笑)ホントにラジオドラマの馳夫さんには不思議な魅力があります。原作どおりではないけれど、どこか不思議な魅力があるという点では原作どおりと言えるかも・・・
馳夫さんとサムの会話も好きなんですよね。原作で再会した時の「そうだよ、馳夫だよサム」というのがもう好きなんで。
ガンダルフとピピンのコンビもいいですが、個人的には馳夫さんとサムの組み合わせの方が好きかなーと思いますです。
そして、キャンプ中突如ギル=ガラドの歌を歌うサム(笑)サントラで聴くと歌が上手すぎて「サムじゃね~!」と思ったりしましたが、さすがに劇中らしく、ちょっとかすれた感じで自然にアカペラで歌っていてすばらしいです。うーん、ビル・ナイのファンになりそう(笑)
そして、歌いやめたサムに「やめないで!」と優しい声で言うピピンがまたいいんですね~。ラジオドラマのピピンいいんだよなあ。
その後べレンとルシエンの物語を語る馳夫さんも歌ってくれたら素敵だったのですが、歌が得意な方ではなかったようで(笑)
でも、このシーンは好きですね~。原作でも好きでしたが、音がついて素敵なシーンになってくれました♪
アモン・スールでのナズグルとの戦いは、どうもラジオドラマのナズグルの声がセコイので笑ってしまうのですが(汗)フロドもがんばってたんだなあというのを思い出しますね(笑)
裂け谷に向かう途中で、さり気なく会話の中でビルの名前が出てくるのも嬉しい感じです。でもラジオドラマではしだ家のビルってほとんど出てこないようですが・・・
グロールフィンデルが登場する時のアスファロスについている鈴、もっと軽やかな音のイメージだったんですが(ジングルベルみたいな?)、なんか牧場の牛についてるような鈴で「え~」でした(笑)なんかエルフっぽくないなあ。
そしてなんて早口なんだグロールフィンデル(笑)もうちょっと威厳のある喋りかたでもいいような・・・(汗)
そして裂け谷で目覚めたフロドに語りかけるガンダルフの声が、あまりにもイアン・マッケランのガンダルフそっくりで・・・心地いいんですよね~。
というわけで、楽しみながらゆるゆると聴いてます、2回目。そろそろギムリが出てくるな~♪
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旅の仲間以外の台詞 映画編

2005年12月05日 | 指輪物語&トールキン
さて、前回に続いて今回は旅の仲間以外の映画での最後の台詞です。
今回も後から行ってみましょう。
まずはビルボ。
I think I'm quite ready for another adventure!
原作とほぼ同じような雰囲気ですね。目を輝かせるビルボが嬉しい場面です。フロドの旅立ちを示唆するのはガンダルフの役目に変わっていますが。
その直前がエルロンド。映画では灰色港でも台詞があるんですね~。シンダリン?で、「海が我らを呼んでいる」でしたっけ?(汗)エルフらしいところと、ビルボへの優しさが感じられるところが嬉しいシーンでしたね。映画ではエルロンドのビルボの交流はほとんどなかったですから。
その前がガラドリエルですね。
The power of the three rings is ended. The time has come for the dominion of men.
これも奥方らしい威厳のある台詞ですね。原作ではサムに向けてちょっと気さくなところも見せてくれましたが・・・映画の奥方はもともとそういうとこなかったもんなあ。ギムリに笑ったとこくらいしか。
その前はゴラムですか。指輪を取ってmy preciousを連発していたのが最後になるんですね。落ちるときの悲鳴じゃなくて良かったかな・・・
その前はファラミアですね。ただしSEEになるんですが・・・
It’s just the damp of the first spring rain. I do not believe this darkness will endure.
希望を感じさせる台詞なのはいいですね。個人的にはちょっとひっかかりがあるのですが・・・(汗)まあ、出陣前の台詞が最後になるよりはこっちがいいかなあ。
その前は当然エオウィンになります。
The city has fallen silent. There is no warmth left in the sun. It grows so cold.
なんだか悲しげな台詞で、これが最後というのも淋しいですが・・・劇場版の「No. No. I am going to save you.」(セオデンに向かって)も淋しいですしねえ。
その前はエオメルになるんですが・・・
We cannot achieve victory through strength of arms.
「戦力では勝ち目はありませんぞ」とかでしたっけ?(汗)うーん、これが最後の台詞とは、映画のエオメルやっぱり報われてないなあ・・・(汗)
その前はセオデンの今際の際のことばですが・・・「エオウィン」と一言、になるんでしょうか(汗)うーん、ストレートすぎるなあ。そう言えば映画ではセオデンの最期の場面で泣いたことがありません・・・(汗)原作では最初に泣いたシーンでしたが。
でも、原作の最後の台詞も「エオウィンにさよならを言ってくれ」ですから、同じと言えば同じかも?
そう言えば、その前のデネソールの最後の台詞は「ファラミア」と一言でしたね、これも。対比させてるのかなあ・・・どちらにしてもちょっとベタかな(汗)
原作のデネソールの最後の台詞、ちょっと辛いかなあと思ったのですが、映画と比べると威厳があるかなあと思いなおしました(汗)
その前はアルウェンになりますね。実は戴冠式では派手に登場してますが(笑)一言も喋ってないんですよね。アラゴルンがパランティアでみた場面が現実だとするとI wish I could seen him one last time. になりますが。
それよりもエルロンドに言っていたThis was my choice. Adar, whether by your will or not, there is no ship now that can bear me hence. の方がいいかなあ。
その前は木の鬚になるんですが。
The filth of Saruman is washing away. Trees will come back to live here. Young trees. Wild trees.
木々が育つ話をするのはちょっとエントらしいかなあと思いますが、なんだかこれが最後かと思うとあっけないような気がしますね~。メリピピとのお別れもないし。
その前はサルマンですね。
You withdraw your guard, and I will tell you where your doom will be decided. I will not be held prisoner here.
な、なんか話してる最中に刺されているのでちょっと情けないような・・・(汗)
しかしその前のグリマはもっと悲しいです(汗)No.と一言なんですから・・・(汗)
ここはカウントしないにしても、TTTの「でもどこにそんな軍隊が」とかですから・・・(汗)グリマは映画の方がいいと思ってましたが、結構映画でも報われてないですね・・・(汗)

旅の仲間たちの場合は映画の最後の台詞もなかなか、と思いましたが(メリーは納得いかんけど(笑))、今回はどうも原作と差がついちゃってるように思いました(汗)
原作は、なんだかんだと各キャラクターの個性が出た最後の台詞になっているかな、と思います。原作の良さを再発見したりして。
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さらば小鈴アンジョ(涙)

2005年12月03日 | ミュージカル・演劇
昨日「マリー・アントワネット」の話を書いてしまったので話が前後しますが、4月のレミゼのキャストと日程が発表になってましたね。
田中利花さんのテナルディエ夫人がようやく見られて嬉しいのですが・・・なんと、小鈴さんがアンジョルラスやらないではないですか~!
アンサンブルを見たら、コンブフェールはやるみたいですが・・・なんで~!?
小鈴さんのアンジョルラス、なんだかコンブフェールがアンジョルラスに昇格したような感じで(笑)すごく好きだったので、また見たいと思って、よっぽど大阪に行こうかと思ってたのですが、まあ東京でまた見られるだろうと思ってやめておいたのですが・・・
こうなったら大阪行くか、と思って日程調べたら、どうにもこうにも行けない日ばかりでした(汗)ああ、もう小鈴アンジョには会えない運命だったのか・・・(涙)
まあ、またいつかやってくれることを願いつつ・・・うーん年齢的に難しいかしら・・・
あー、やっぱり東京でもう一度見とけば良かったよ、小鈴アンジョ(涙)
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旅の仲間以外の最後の台詞 原作編

2005年12月03日 | 指輪物語&トールキン
さて、今日は「王の帰還上」も準備して(笑)旅の仲間以外の主要な登場人物たちの原作での最後の台詞をピックアップしてみようと思います。
また最後から辿っていくと、ビルボが最初(いや最後か(汗))になります。
「ところでわたしは今日トゥック翁を追い越したよ! そこでこれはけりがついたと。それで今はもういつでもまた旅に出かけられるつもりだよ。お前も来るかね?」
この台詞の前には馬上で居眠りしていたりして、老いた様子がかわいくも悲しいビルボですが、明るい言葉に、ピルボは自分で書いた物語の終わり通り、ハッピーエンドで生涯を終えるのだろうなあと思わされる台詞です。
悲しいトーンの灰色港の章の中で、このビルボの存在にはふっと心を和まされるようにも思います。
ただ、この台詞でフロドも行ってしまうことが明らかになる、という衝撃度で、やや「ビルボの最後の台詞」としての印象が薄れているようにも思うのですが(汗)
その前はガラドリエルです。
「わらわはそなたがわらわの贈り物を上手に用いられたことを聞いていますし、見ることもできます。ホビット庄はこれから以前にも増して恵まれた愛される地になりましょう」
奥方らしい予言の言葉ですね。これで最後、と思うとちょっと物足りない?ような気もしてしまいますが、最後がサムに対する優しい言葉なのもいいかなあと。
その前はサルマンになるのですが・・・
「お前はシャーキーのいいつけどおりにするんだ。いつだってな、蛇よ、そうだろうが? さてと、次のシャーキーのいいつけはこうだ、『ついて来い!』」
この前にフロドに対してイスタリらしい深い言葉を投げかけるのですが、最後はこれかあ。もう完全に堕ちてしまった、という感じですね・・・
その前のグリマの最後の台詞もちょっと悲しい。
「あんたがいいつけたんだ。あんたがさせたんだ」
原作のグリマの扱いはかなり冷たいですよね(汗)
そう言えば、映画のグリマを見るまでは、「蛇の舌」と呼んでました、私。映画を見てからですね、ちゃんと名前で「グリマ」と呼ぶようになったのは・・・
グリマに関してだけは、映画の方が人間的で良かったと思います。でもだからと言って映画の最後の台詞が良いわけではないんですが(汗)
その前はエルロンドになります。エルロンドは灰色港では台詞言ってないんですよね。
「フロドよ、おそらくあなたはここに戻って来る必要はあるまい。時間を置かないですぐにやって来るのなら別だか。木々の葉が落葉前に金色に色づくちょうど今頃、ホビット庄の森にビルボを探すがよい。わたしもビルボと一緒にいるだろう」
エルフの長老らしい予見の力を見せる深い言葉なのがいいですね。そして、ビルボへの優しさも見られて。
そう言えば映画のエルロンドはビルボとはほとんど接触ないんですよね。だから灰色港でビルボに見せた優しさがすごく嬉しく感じるのかな。灰色港はあそこから泣けることも多いです(笑)
その前は木の鬚です。
「それから、もしお前さんたちの国でエント女の消息を聞くようなことがあったら、わしに便りをよこすことを忘れんでおくれ」
木の鬚のメリピピとの別れは、前にも書きましたが「二つの塔」での別れの繰り返しになってしまっているので、やや感動も薄れるのですが、でもやはり最後はメリピピに向けた言葉で終わっているのが嬉しいですね。エント女を待ち続けているエントの悲しさも表していて。
その前はエオウィン。メリーに角笛を渡す時の言葉ですね。
「これはドワーフの手になるもので、大竜スカサのためこんだ宝物の中から出てきたものです。青年王エオルはこれを北方から持って来ました。危急の時にこれを吹く者は、敵の心に恐怖を抱かせ、見方の心に喜びをもたらします。そして、味方はこれを聞いて救援に駆けつけるのです」
角笛の説明が最後の言葉か、と思うとうーむ、ですが(汗)でも勇敢な、そして王家の姫であるエオウィンらしい台詞でもあるかな、とは思います。メリーに向けた言葉なのも嬉しいですし。
その前はエオメル。やはりメリーに向けた言葉です。ちょっと長いけどいい台詞なので全文を(笑)
「昔の王たちであれば、ムンドブルグの野でのあなたの功に対し、荷馬車一台に積みきれぬほどの贈り物を差し上げるところなのだろうが、あなたは与えられた武具のほかには何も受け取らないといわれるし、わたしとしてはその気持ちに従うほかない。事実あなたに贈るにふさわしいだけのものをわたしは持ち合わせていないのだから。しかし妹がこの小さな贈り物を、でルンホルムとそしてあの朝、朝日が射すとともに吹き鳴らされたマークの角笛を記念して、ぜひ受け取っていただきたいと申しておる」
エオメルの最後の言葉としてはどうなんだろうというのはありますが、メリーに対する敬意と親愛を示す言葉として嬉しい台詞ではあります。原作のエオメルの誠実さもよく出ていると思いますし。
その前はアルウェンです。フロドに白い宝石のペンダントを渡す時の台詞ですね。
「恐怖と闇の記憶があなたを悩ます時、それが支えをもたらしてくれましょう」
映画を見慣れてしまうと、「アルウェンも力のあるエルフなんだなあ」なんてしみじみ思ってしまいますが(汗)
原作のアルウェンが出番が少ないのに結構人気がある(と思うんですけど、違う?)のは、その美しさとかアラゴルンとのエピソードよりも、このフロドに対するエピソードのせいではないかと思うのは私だけでしょうか。
その前はファラミアになります。なんと、戴冠式以降台詞ないんですね~。それも最後の台詞はただ一言です。
「見よ、王を!」
まあ、執政らしくてカッコイイですが。映画の戴冠式でももうちょっと活躍して欲しかったですねえ・・・(汗)
その前は、ゴクリです。ここからは、お亡くなりになった人たちの今際の際の言葉、ということになりますが・・・。ゴクリの最後の台詞は有名ですね。
「いとしいしとおお」
原作では泣き叫びながら落ちて行ったんですね。映画で、溶岩に埋もれるところまで映していたのが嫌だったんですが、落ちていくときに幸せそうだったのは良かったかもしれません。
その前はデネソールになります。これは今際の際の言葉というのはちょっと違うかもしれませんが・・・火をつけるのをためらっている侍僕たちに言う言葉です。
「さあ来い、お前たちの全部が全部卑怯者でなければな!」
結局誰も従わず、デネソールは松明をひったくって自分で火をつけてしまうのですが。
デネソールも最後の言葉がこれというのは、サルマン同様淋しいような気がします。この二人やグリマにしても、結局最後には救われなかった、ということが最後の台詞にも反映されているような気もします。ゴクリもそうかな。
対象的に、ボロミア同様静かに最後の言葉を言うのがセオデンです。
「万歳! マークの王よ! 今ぞ勝利に向かって駆けよ! エオウィンにさようならをいってくれ!」
エオメルに王位を自ら譲ってかけた言葉ですね。エオウィンが側にいたことを知らずに死んでしまうのが悲しい原作のセオデンです。
映画でセオデンに最後にエオウィンに会わせてやりたかった気持ちはわからないでもないですが・・・でも映画でセオデンの最後で泣いたことが一度もない私(汗)原作では一番最初に泣いたシーンだったんですけどねえ。

他にも登場人物はたくさんいますが、とりあえずこのくらいにさせていただきます(汗)
こうして見ていると、戴冠式以降の終盤は、皆ホビットたちに向けた言葉になっているのが印象的かな。(サルマンとグリマは除く)やはりホビットたちが主人公だったんだなあと思ったりして。
この他の人物で一人だけとても好きな「最後の台詞」を言っている人がいるので、それだけ書いてみます。ガン=ブリ=ガンがセオデンたちの前から去る直前に、はっとして言う言葉です。
「風の向き変わった!」
この言葉とともに、風のように消える去り際がカッコイイんですよねえ。

またすっかり長くなりましたが(汗)次は映画編もやろうかなと思ってます。
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東宝オリジナルミュージカル「マリー・アントワネット」

2005年12月02日 | ミュージカル・演劇
東宝ナビザープで、来年12月にオリジナルミュージカル「M.A」を、なんてのが来ていたのですが、その当日まで内容シークレットの記者会見が昨日だったんですね。
今日になったらその全容が明らかになっていてびっくり。詳しくは東宝の公式サイトわご覧ください。
オリジナルミュージカルならつまらんだろう、と思ってたんですが(「ローマの休日」は悪くなかったけどやっぱりちょっとね・・・)、なんとクンツェ&リーヴァイに作らせると来ましたか! 考えたなあ。
演出が栗山民也というのも楽しみ!
東宝も、重要なのは脚本、音楽、演出なんだということがようやくわかったのかもしれませんねえ。潔く脚本、音楽を日本人にしなかったところが。逆に演出家は日本もいい人がたくさんいますもんね。敢えて小池修一郎でないのも面白いと思います。
しかし、キャストは色々と微妙です(汗)
マリー・アントワネットが涼風真世さんですかあ。微妙な気もしますが、まあこれはいいです。
しかし、フェルゼンが井上芳雄というのはいくらなんでも若すぎではないかと(汗)うーむ。ヴロンスキーすら若すぎるような気がするのに・・・フェルゼンとアントワネットって同い年だよなあ?(汗)むしろ石川禅さんで見たかった・・・
石川禅さんのルイ16世って、あまりにもフランツ・ヨーゼフと被りすぎで面白くないキャスティングだなあ・・・やっぱりフェルゼンやって欲しかったよ~。
林アキラさんが出てるのも嬉しかったけど、ローアン大司教かあ・・・スケベおやじじゃん(汗)司教役も被りすぎですね(汗)キャラは全然違うけど。
広田勇司さんが出るのも嬉しいけど、エベールって確か裁判でアントワネットにえげつない容疑を振り掛ける役では(汗)わー、広田さんあんまりだ~(汗)
とまあ、キャストにちょっと新鮮味がねえ・・・というのが微妙ですが(汗)まあ皆ちゃんとした役者さんだから、見てみたらそんなに悪くはないかな、という気はしますが。
まだ先の話とは言え、チケット争奪戦また大変だぞ~。

チケット争奪戦と言えば、アンナ・カレーニナ、イープラスで1日確保したあと、東宝ナビザーブで二人で8公演ずつ申し込んで、ギリギリ1公演だけ当たりました。エリザベートより確立低い・・・(汗)まあ劇場小さいですからねえ。
しかしナビザープって結構とりにくい・・・「屋根の上のヴァイオリン弾き」はナメてて1公演しか申し込まなかったら、最初ハズれてびっくりしました~。再抽選で当たったけど。
4月のレミゼがちょっと心配です。なんだかキャストで日にちを選んで取るというのがかなり困難な状況になるように思うんですよねえ。見たい日だけ申し込んでたら見られないかも・・・(汗)
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旅の仲間の最後の台詞 映画編

2005年12月02日 | 指輪物語&トールキン
今日は昨日に引き続き、原作の旅の仲間以外の主要人物の最後の台詞を書き出そうと思っていたのですが、セオデンとデネソールの最後の台詞が「王の帰還上」だというのを忘れていて手元にないので(しかもないとわからないという(汗))、予定を変更して、映画の旅の仲間たちの最後の台詞を挙げてみたいと思います。

サムの「Well, I'm back.」が最後なのは映画も一緒ですね。
原作ではフロドとの別れの悲しみが勝っている印象ですが、映画では家族の元に帰った幸せが勝っているように思えます。

その前は、映画ではフロドですね。長いので書き出せませんが(汗)「欠けることのない一つのものでいて欲しい。幸せに暮らして欲しい」という。袋枝道に帰るサムの映像と共に流れますが、多分灰色港でサムの耳元にささやいていたんですよね。
この台詞は、原作の最後の台詞とほぼ同じ内容になっています。「さあ、私と一緒においで!」はないですけど。考えてみたら映画ではFotRでもこの台詞はないですね。改めて映画のフロドの原作との違いを感じます。

その前はガンダルフですが、原作とほぼ同じ台詞の後の、「It is time, Frodo.」が最後の台詞になっちゃってます(汗)
これ、実はまだ書いてませんが、原作のビルボの最後の台詞と同じ効果が。ガンダルフの最後の台詞というより、「フロドが海を渡っていく」という事実を明らかにする台詞になっちゃってるんですよね。

その前はアラゴルンになります。戴冠式での「My friends, You bow to no-one.」なのですが、これもなかなか良いですね。
ただ、原作では馳夫さんのイメージが強い最後の台詞でしたが、映画では戴冠式というのもありますが、王様だなあ、という感じではあります。

その前はメリーとピピンになるのですが、これがちょっと微妙。厳密に言うと、フロドの病室に入ってきた時の「フロド!」という喜びの声になると思うのですが・・・(汗)
ここはなし、ということになると、メリーは黒門前で「フロド!」と叫んでいる場面に・・・って同じじゃん(汗)
ピピンは、その後口は「フロド」と動いてますが、声は聞こえないのでノーカウント(汗)とすると、「Eagles! The Eagles are coming!」になりますね。これはちょっとカッコいいなあ。いいなあピピン・・・

その前がレゴラスとギムリですね。
レゴラスの「What about side by side with a friend?」に続いて、ギムリの「I could do that.」と続くのですが、これが最後の台詞というのはちょっといいですね!
ギムリのホビットたちへの台詞はないですが、最後の台詞が二人の友情を表す台詞だというのは原作とも共通するように思います。

そして、ずーっと遡ってのボロミアの最後の台詞はもちろん、「I would have followed you, my brother, my captain, my king.」ですね。これは良かったなあ・・・

さて映画の「最後の台詞」を書き出して見ると、出番はあるのに台詞はかなり早い段階でなくなってる、というケースが多いのに気がつきますね。これは原作もややそうなんですが。
メリーとピピンなんか、ホビット庄でも灰色港でも台詞ひとつもないんですね~。顔がしっかり出てるからあんまりそういう印象ないですが。戴冠式でのギムリとレゴラスもそうですね。
でも、最後の台詞に限らず、原作の方が台詞を書き出していて楽しいんですよね。これは瀬田貞二さんの訳によるもが大きいなあと思います。言葉に品があるんですよね、やはり。
なんて最後は思いっきり話が逸れたような気が(汗)
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最後の台詞

2005年12月01日 | 指輪物語&トールキン
先日原作を読み終わったところですが、ふと、登場人物たちの最後の台詞というのが気になって、読み直してみました。
主要キャラクター全員書き出しても面白いんですが、メチャ長くなるので(汗)旅の仲間9人に絞ってみます。
最後の方から行くと、まずはサム。サムの最後の台詞であるだけでなく、物語最後の台詞でもある、有名な台詞ですね。
「さあ、戻ってきただよ」
この台詞についてはもう言うことはないでしょう。
その次はガンダルフ。結構長い・・・
「一人で帰るよりも、三人で帰った方がまだましじゃろうと思ったのでな。では、親愛な友人たちよ、いよいよここなる大海の岸辺において、中つ国でのわしらの仲間の絵西が終わることになった。恙なく行かれよ! わしはいわぬ、泣くなとはな。すべての涙が悪しきものではないからじゃ」
これも有名な、感動的な台詞ですね。個人的な記憶では、「では、親愛なる友人たちよ」から始まるような気がしていましたが、映画の影響かも。
その直前がピピンの台詞です。これもちょっと長い。
「今度はもう少しで成功するところだったんだけど、やっぱりまた失敗したんですよ。だけど今度あなたのことをすっぱぬいたのはサムじゃなくて、ほかならぬガンダルフ自身なんですからね!」
これもまたいい台詞ですね。
そしてその前がようやくフロドです。これはあまりにも長いので全部引用するのはやめますが(汗)最後の部分だけ・・・
「さあ、わたしと一緒においで!」
実はフロドは灰色港でもひとつも台詞を発していないんですよね。灰色港に向かう途中のここでの台詞が最後です。主人公の最後の台詞としてはとても不思議な気がします。
そして、最後の台詞が、「旅の仲間」でサムと二人きりの旅を始めようとした時に行ったのと同じ台詞だということが、なんとも言えない悲しみを誘います。
で、その前はメリーなのですが・・・
「どこか一箇所を苗床に選んで、そこの植物にどんなことが起こるのか見てみたら?」
なんじゃこりゃ、ですよね(汗)サムが奥方の贈り物をどう使うか悩んでいた時の助言なんですが、これが最後の台詞って~(汗)もちろん旅の仲間中もっともひどい扱いと言えましょう(汗)これならまだ「ホビット庄の掃蕩」の台詞が最後の方がよかった・・・
でも、よくよくこの台詞見ていると、後に本草学の本を書くことになるメリーの科学的思考が伺えて、やっぱり賢いんだなあなんて思いました(笑)ピピンは「風のある日に撒き散らしたら?」なあたりと比べると余計に・・・(笑)
その前はアラゴルンになるんですが、これも台詞長いので後半だけ・・・
「それからホビット庄の親しい友人たちよ。わが領土は北にもあることを忘れないように。だから、いずれはわたしもそちらに行くことがあるだろう」
この部分だけだとわかりづらいんですが、その前のピピンに向けた台詞など、王様というよりは馳夫さんらしい言葉なのが嬉しいです。
最後の言葉らしくもないし、明るい別れなのが、アラゴルンの治世の前途の明るさを示しているようにも思えます。
でも、この明るさが、実はフロドとは今生の別れなんだ、という事実と照らし合わせてみると、かえって切ないようにも思えます。
その前はギムリですが、これは名台詞ですね!
「ではご機嫌よう、ホビットさんたち! あなた方もこれでもう家まできっと無事に帰れるよ。それでわたしも、あなた方の危険を気遣って、目を覚ましてることもないだろうよ。機会があれば便りをするからね。われわれのうちの何人かはこれからも時々会えるかもしれないし。だけど全員が集まることは二度とふたたびあるまいなあ」
この台詞、単にギムリの最後の台詞なだけでなく、旅の仲間の解散の台詞でもあるんですよね。それをギムリに言わせてくれたあたり、嬉しいなあと思います。
で、その前がレゴラスなんですが。
「今度こそファンゴルン殿の許しを得て、わたしはエントの森の奥深いところを訪ね、中つ国のどこにも見つからぬような木々を見るつもりだよ。あんたは約束を守ってわたしと一緒に来てくれよ。こうしてわれら二人は、闇の森のわれら自身の国まで、そしてさらにそれを越えて、ともに旅を続けることにしよう」
これ、レゴラスとギムリがしばらく二人で旅を続けて行くんだなあ、と思うといい台詞だなあと思いますが、レゴラスの最後の言葉、。そして旅の仲間との別れの場面での言葉とするとなんだかなあ、な部分もあるような(汗)まあ、レゴラスらしい気もしますが(笑)
この場面では、レゴラスとギムリ二人で1セットの扱いと考えられるかもしれません(笑)
そして、最後・・・というか、最初に「最後の台詞」を迎えたのはボロミアでした。
「おさらば、アラゴルン! ミナス・ティリスに行き、わが同胞を救ってください! わたしはだめだったが」
この部分だけ見るとあっさりしていますが、あっけなさがかえって悲しいようにも思えます。

こうして書き出して見ると、メリーの扱いのひどさが目に付くのは私だけでしょうか・・・(汗)実は今回確かめてみるまで、あれがメリーの最後の台詞だという事実にも気付いていなかったのですが(汗)
あと、結構長い台詞が多かったのが印象的でした。最後にあたって、色々と喋らせたかったのかなあなんて思ってしまいます。
自分でやっていて結構面白かったので、時間があったら旅の仲間以外の人たちの最後の台詞も書き出してみたいなあと思います。
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