丁度2年前の今日
一人寂しく
愛犬ナナが逝ってしまった
僅か13歳と6ヶ月
とても短い命だった
冬の澄んだ青空
何処までも拡がる
いいお天気
時折
肌を差すような
冷たい風が吹き荒れる
丁度2年前のこの日も
同じような天気だったような気がする
家から車で≒20分
愛犬ナナは隣町の犬猫共同墓地で
静かに眠っている
昼過ぎ
女房と二人で
墓参りに出掛けて来た
途中 花でも摘んで行こうと
畑に立ち寄って見たが
まだまだ畑は雪に覆わていた
寒河江市箕輪河北町天満
南斜面の小さな日溜り
春の陽射しに誘われて
蕗の薹が顔を覗かせていた
今年初めて摘んだ蕗の薹
早春の畦道
愛犬ナナと一緒の散歩道
顔を出したばかりの蕗の薹を見つけては
ポケットから溢れるほど摘んだ
懐かしく思い出した
今年は雪解けが早く
自分の畑の回りで
白鳥の姿を見る事は無かった
既にシベリアに帰ってしまったのだろうと 思っていた
いました!いました‼
10, 20, 30, 40, ……………
いやいや、なんと100, 200, 300羽
位はいたでしょう
北へ帰る旅の途中
長い々旅の疲れを癒す
ほんの束の間の
一休みでしょか?
あちらこちらに集団を作って
羽を休めています
白鳥の甲高い鳴き声が
澄み切った青空に
吸い込まれて行きます
雪解けと共に
シベリアに帰る白鳥
冬になれば
また帰って来ます
でも……………………
愛犬ナナは
もういくら待っても
二度と帰って来てはくれません
白鳥の甲高い鳴き声
今日は何故か
哀しく聞こえて来てなりません
来る途中に見て来た幾つかの墓地
周りの雪が解けていても
花等は一切飾って有りませんでした
それに比べ
ナナの眠っている
犬猫の共同墓地
沢山の花や缶詰、
ジャーキー、ペットボトルなどで
埋め尽くされていました
私達も
途中の土手で摘んで来た、
蕗の薹をお墓に供え
二人でそれぞれにお線香をあげ
静かにお参りを済ませて来ました
ナナは畦道の散歩が
大好きだったから
蕗の薹を飾ってもらって
きっと喜んでいてくれてるだろう
二年経っても
愛犬ナナへの想い
少しも変わる事は有りません
寒河江川・チェリーランド河川敷公園
今頃
虹の国で
仲間達と一緒に
きっと元気に遊んでいる事でしょう~
合掌