リバーサイドホテル
作詞・作曲:井上陽水
誰も知らない夜明けが明けた時
町の角からステキなバスが出る
若い二人は夢中になれるから
狭いシートに隠れて旅に出る
昼間のうちに何度もKISSをして
行く先をたずねるのにつかれはて
日暮れにバスもタイヤをすりへらし
そこで二人はネオンの字を読んだ
ホテルはリバーサイド
川沿いリバーサイド
食事もリバーサイド
Oh- リバーサイド
チェックインなら寝顔を見せるだけ
部屋のドアは金属のメタルで
シャレタテレビのプラグはぬいてあり
二人きりでも気持ちは交い合う
ベットの中で魚になったあと
川に浮かんだプールでひと泳ぎ
どうせ二人は途中でやめるから
夜の長さを何度も味わえる
ホテルはリバーサイド
川沿いリバーサイド
食事もリバーサイド
Oh- リバーサイド
ホテルはリバーサイド
水辺のリバーサイド
レジャーもリバーサイド
Oh- リバーサイド
今から≒30年前 昔流行った
井上陽水 懐かしい曲
意味不明 不思議な曲
昨日夕方
とある農業関係団体の会合があった
その会場となったのが リバーサイドホテル
会議が終わり
ホテルの温泉に入って
ほっと一息
露天風呂のごつごつした石に腰掛け
水嵩の増した最上川を
眼下に眺めている
日没前の妖しい時間帯
川向うにはまだ薄っすらと残雪の残る
帯のような里山の黒い影
宵闇の中に沈んで行く
ふと・・・・
リバーサイドホテルのメロディーが流れて来た
1976年 今から≒40年前
リバーサイドホテルが発表される≒5年前
アメリカ西海岸のホテルを舞台にした
イーグルスの大ヒット曲
ホテルカルホルニア
何処か虚ろで
ミステリアスな歌詞
時代を超えた名曲
我々の世代であれば
きっと1度は耳にしている筈
井上陽水 リバーサイドホテル
イーグルス ホテルカルホルニア
どこか似ている
Eagles - Hotel California (Lyrics)
風もなく辺りは静まり返って
川の流れだけが聴こえていた
憂鬱な時間帯
部屋の窓辺
ひとり川を眺める私
ふたつの曲は折り重なって
私の眼の前に拡がる
色褪せた風景
オレンジ色に胸を焦がす
夕闇に消え行く
不思議な心のざわめきのよう・・・・
やがて全てが
闇の中に消えて行った