
※ 七月の風は青田を駆け抜けて碧き海原さざ波立ちぬ
ふと・・・・・「草偃風従(ソウエンフウジュウ)」
昔 高校の論語で習った4字熟語を思い出す
「君子の徳は風なり、小人の徳は草なり。草これに風を上(くわ)うれば、必ず偃(ふ)す」
草は風が吹けば必ずなびく、何事も風が大事。

出穂直前の田圃はまさに青く美しい
いつもの年なら
眩しい夏の日差しに晒されている筈の
田圃の青
梅雨明けが延びている
今年に限って
里山の裾野に拡がる田圃は
未だ梅雨時の空の静けさが
漂っている

畑仕事で汗ばんだ肌
時々 心地良い風が吹き抜ける


「白鷹丘陵」
山形県が生んだ
偉大なる画家 真下慶治
生涯 自らが生まれ育った地を流れる
母なる川
最上川を描き続けた
真下慶治の大作 「大淀の春」

「大淀の春」の絵に
村山市大淀を流れる最上川の遥か彼方・・・・・・
白鷹丘陵(中央一番奥)が描かれている
真下はここからのロケーションに魅せられ
とうとう画面下に見えるアトリエを建て
1年の内大半をここで過ごした


白鷹丘陵の南側はもう置賜地方
そこは南陽市
そして長井市・米沢市へと続く
東西≒20km
南北≒40km
なだらかな稜線を描く白鷹丘陵
これでも太古は立派な火山であった
一見普通の山に見えるが
中に入れば実に奥深い
大小さまざまな湖沼群があり
先日UPした大蕨の棚田もある
丘陵の右手奥
ぽつんと小さく突き出ている山が
丘陵の中で一番高い白鷹山 標高994m
一説には
冬に雪を抱いた姿が
羽を広げた鷹に見えることからそう名付けられたと言われている
言われてみれば
長井市から見る白鷹山は
そう見えなくもないような気がする

長井市から見る白鷹山(私には大仏様が左を頭にして臥しているようにも見える)
戦国時代 麓の白鷹峠は、
米沢に領した伊達氏、上杉氏にとっては重要な交通路であった
関ヶ原の戦いと同時期に行われた
直江兼続と最上義光との慶長出羽合戦、
凄絶な退却戦の舞台となった。
続く江戸時代には、
米沢城東北の鬼門守護として米沢藩より大切にされた。
倹約経営で有名な米沢藩主、上杉治憲(上杉鷹山)の
「鷹山」という隠居後の号は、
白鷹山から採られたとされる。
こんな壮大な歴史とロマンを秘めた白鷹丘陵
を 遠く眺め・・・・・・
一人のんびり畑仕事に勤しむことの出来る我が身
田圃を過る心地好い七月の風を受け
何とも言えぬ幸福感に浸っている・・・・・


先日 ジャガイモの収穫を終えた

男爵・メークイン 二種類のみ
始めたばかりの頃は
楽しくていろんな種類を植えてみた
今ではジャガイモ作りも
そろそろ飽きて来てしまったようだ

20kgコンテナ ≒ 四個
思っていたよりちょっと少な目
何故か ホッと一安心・・・・・??

家に帰って
真っ赤に熟れたスイカを御馳走になる
今年は
黄色のスイカを初めて植えてみた
赤より甘味が強いような気がする
来年も黄色スイカに挑戦してみよう~


畑には
大小さまざまなスイカやメロンがゴロゴロ・・・・
あまり管理をしないので
ス-パーの店先に並んでいる商品に比べれば
一回りも二回りも小振りのものが多い
でも 味は負けてはいない・・・・?

夏野菜の収穫も峠を越え

出穂前の法面の草刈り
これがなんと言っても大変な重労働
草刈り機で≒1時間
でも 絶好のダイエット運動
と思いきや・・・・
その日の夕方のビールは
いつもより少し多くなる
そろそろ大根・白菜の秋野菜の準備・・・・・?
まだ少し早過ぎ!



今年のニューフェイス! アメリカ芙蓉 朱・ピンク・黄の3本
来年 もっと立派な花を咲かせてくれることだろう~
畑の花壇はもうとっくに秋に衣替え
もうすぐグラジオラスが咲き出しそう~

時々招かざるこんな可愛いお客さんが現れる
畑は青蛙の宝庫
いつもより少々小振り
という事は もしかして新参者 ?
ミューは蛇が大の苦手!
クワバラ・クワバラ・・・・・