ミュー ・ 百花春至為誰開

月山・葉山・野菜つくり・短歌・スケッチ   初夏の朝日連峰&果樹園 (寒河江市)

プール

2008-06-30 | Weblog


今日は朝から真夏の日差し。

早速今年初めてプールに水を。



息子のパラソルをちょっとお借りして、日差し対策は万全。

孫は1時間以上も1人で水遊びを楽しんだ。

この鯨のプール、昨夏2度ほど使って大変な思いをした。

とにかくデカイ。足踏みポンプで空気を入れるにも20分ほど掛かり、反対に空気を抜くにも今のプールは栓を抜いただけでは、自然に空気は抜けない。水を抜くにも一苦労する。

せっかく水遊びをするなら、ゆったりとした大きなものをと思って買ったのだが、やはり何でもほどほどが一番と反省している。今日も今から後片付け。

その孫も2時過ぎには帰ってしまった。

先日も書いたのだが、来るときは楽しみだが、帰ってしまうとなんとも云えない位寂しくなってしまう、我が家の老人+大人1人だけの世帯・・・・・・・・・。

今日は6月30日、明日からはいよいよ後半のスタート。

これからも、今しか出来ない事にいろいろ挑戦していこうと思っている。くれぐれも忘れ物のないように・・・・・・・・・・・・。

孔雀

2008-06-29 | Weblog


孫が遊びに来た。

ママはこのところ少し疲れ気味らしく、久し振りに1人で温泉に・・・、そして妻と私は大変な反面、嬉しい子守役。

日曜日の午前中だというのに、私達以外、誰一人いない寒河江公園。大きなケヤキの樹がある芝生の上,3人で思いっきり走り回って遊んだ。

その後、いつものように隣町の動物公園に行った。





今日は運よく、孔雀が私たちの訪問を大歓迎してくれた。

首から腹にかけての鮮やかな青色、体の真後ろの黄金色をした鱗状の羽。

直径2mにもなる羽に規則正しく放物線上に広がる斑紋。

あァ~、私もこんなかっこいい孔雀のオスに生まれて来たかったと、少々悔しがる。





生まれてはじめて見る孔雀の見事な羽に、孫はびっくりして、しばし言葉を失う。


夜、孫とママの二人、久しぶりに実家に泊まった。

孫は昼間の興奮が冷め遣らぬのか、遅くまでなかなか寝付けないようであったが、やっと深い眠りについたようだ。

孫は来月で満2歳になる。この頃は言葉もだいぶ話せるようになってきた。ママと二人暖かい布団の中で今頃どんな楽しい夢を見ているのだろうか・・・・・・。これからもずっとずっと私たち二人の大事な宝物だ。

ゆうがおの花

2008-06-28 | Weblog




今日は1週間振りに、ヘルパーの休み。1日中、家で久し振りにゆっくり休む。

夕方から犬の散歩に。今日初めての外出。

偶然畑で大きな真っ白い花を見つけた。

近くにいた70歳ぐらいのおばさんに、何の花か聞いてみた。



ゆうがおの花と、教えてもらった。

これは長ゆうがおで、味噌汁、お吸い物、醤油あんかけなどにして食べる。

大きいものになると、少し緩やかにカーブして長さが50cm,直径15cm位にもなる。

それにしても、トマトやかぼちゃの花などからすると、なんと地味な花なのだろうと思った。

直径10cm位の大きさで、真っ白な色をした6枚の花弁が清楚な形をして咲いていた。

この写真は夕方6時半ごろのもので、名前の通り夕方から咲き始め、朝になると萎むらしい。

 

今日1日、真夏のような暑い1日だった。

1週間ぶりの散歩。田んぼの稲もあっという間に青々と育っていた。

反対に今まで人や車で賑やかだったさくらんぼ畑・・・・、里前のこの辺りでは2~3日前すっかり収穫が終わり、人影も疎らになっていつもの静かさが戻っていた。

銘水 「庚申水」

2008-06-27 | Weblog

                               

さくらんぼの収穫手伝いに通っている畑までの山の途中に、「庚申水」という銘水が流れ出ているところがある。

「庚申水」(こうしんすい・・・・庚申・干支第五十七番目かのえ・さる)という立て札が立っていて、水源地は霊峰葉山の山奥にあると書いてある。




                               ※ 霊峰葉山

朝、写真のペットボトル1本の水を汲む。そしてコップ1杯、水を飲んで行く。

帰り、両手を広げて水を汲み、顔をゴシゴシ4~5回洗ってタオルで拭く。そして又コップ1杯の水を飲む。

水はかなり冷たく感じる。極めてまろやかな飲み口、まるで自然がまるごと濃縮され手いるようにミネラルがいっぱいだ。

朝夕、霊峰葉山の山奥から流れ出る銘水のパワーと、大自然の中で働く爽快な汗のおかげか、この半年家に引き篭もり、生気を失いかけていたかのような私の心身、再び潤いを取り戻し、生き々としてきたようだ。

それにしても、こんなに汗をかいて働いているというのに、夜のビールがうまくて、お腹の出はちっとも減らない。ビールはほどほどにしなくてはと、毎晩ビールをご馳走になってから反省の毎日。

妻の誕生日

2008-06-26 | Weblog


6月26日・・・・今日は妻の60歳の、誕生日。

自分の60歳の誕生日にはあまり何も感じなかったが、妻もいつの間にかそんなに歳をとってしまったのかと思うと、少し複雑な思いがする。

私と妻は同じ昭和23年生まれ。私は1月生まれの早生まれで、学年は妻より一学年上。

学校は違っていたが、私20歳、妻19歳の時、あるきっかけで学生時代に知り合ってから、丁度40年になる。

結婚して35年、二人の子供にも恵まれ、そして孫も。

長いようで、短いようで、気がついたらこうしてお互い60歳を超えてしまった。

何より二人ともこれまで健康に恵まれ、たいした大病もせず来れたのが一番だったような気がする。

私はこの春、無事定年退職して第二の人生のスタート。

妻も今日の60歳の誕生日を境に、第二の新しい人生をスタートして欲しいと思っている。

私と妻・・・子供達も成長し私達の手を離れ、いよいよこれから自分達二人だけのゆっくりした生き方をしていきたいと思う。そして、何よりもこれまでのようにお互いいつまでも健康でいたい・・・・・。

9時過ぎ、息子が誕生祝にと、ケーキを買ってきてくれた。

ケーキには「さっちゃん」と妻の名前が入っていた・・・・・。

山の幸

2008-06-25 | Weblog


今日も昼休み食事の後,ワラビ採りをした。

およそ10分間で採れたワラビが、写真の右端。

果樹園の端にウドが沢山植えられていて、大きく成長していた。よく見るとウドの新芽が沢山出ていた。

夕方作業終了後、果樹園の奥さんに断ってウドの新芽をもらって来た。写真中央。

生姜の茎も美味しいからもって行くようにと言われ、7~8本もらって来た。写真左端。



写真下が、ウドのおひたし。この時期のウドの新芽、旬のウドとほとんど変わらない位柔らかく、あの独特な苦味を含んだ香りが漂う。さすが自然のままの環境におかれて生育してるだけあって、とても美味しい。

生姜の茎を使って女房が作ってくれたのが、写真左上の「だし」。

きゅうり、なす、細かく刻んだ生姜の茎の芯、七味、みりん等を醤油と混ぜて作るらしい。山形ではこれを「だし」といって、熱いご飯の上にかけて食べる。私は「だし」そのままを食べた。生姜の青い香りが強く、ビールのつまみにすると、とても美味しかった。

今日の我が家の夕飯、昨日採って来たワラビの醤油漬けも出た。そんな訳で、山の幸がいっぱいだった・・・・・・・。

かっこう鳥

2008-06-24 | Weblog


このところ毎朝,かっこう鳥の鳴声が聞こえてくる。

先日も書いたが、6月の初夏の季節にぴったりの鳴声である。

今朝も、神社の杜から「かっこう・・・・かっこう・・・・」と甲高い鳴声が聞こえてきた。

早速「かっこう」の飛行ルートで待ち伏せ。かっこう鳥は、自分のテリトリーを監視するため、どうも同じ飛行ルートで1日に何回か飛ぶようだ。

「かっこう鳥」は、神社の杜の一番高いところで暫らく鳴いた後、杜の中から羽をばたつかせて出てきた。

そして、2軒隣の家のTVのアンテナに止まって再び鳴き始めた。

かっこう鳥」の特徴が、遠くからでもやっとわかるようになった。

「はと」より少し大きく、全体的にすらっとした体型をしている。

東南アジアから、気が遠くなりそうな位の長い距離を渡ってくるだけあって、いかにも精悍に見える。

飛んでる様子は、ツバメが羽を大きく揺らすように三角形をして飛ぶ。

何よりも一番の特徴は、停まった状態の尾と羽のV字形だ。





今日もどんよりと曇った梅雨空ではあったが、「かっこう・・・かっこう・・・」と、夏を呼ぶ甲高いかっこう鳥の,爽やかな鳴声を聞いて出掛けた。

ワラビ採り

2008-06-23 | Weblog


アグリヘッルパーの昼休み、今日は昼寝を省略し20分ほど果樹園の周りででワラビ採りをした。



果樹園脇の、少し草が刈ってある場所に、ワラビが沢山出ていた。



10分ほどで写真のようにだいぶ沢山のワラビを採ることができた。



夕方5時半、今日の作業も無事終了。

今日も一日、屋外でのさくらんぼの収穫作業。何度脚立を昇り降りしたことか。体を一生懸命動かした心地よい疲労に満足感を覚えた。

帰路、山道から、ここでも遠くに朝日連峰が見えた。

反対側の山際に沢山のワラビが出ていた。車を止めてワラビ採り。

少し日常の当たり前の思考を忘れ、道端や周りの草むらの自然に目を向けただけで山の幸がいっぱいだった。

家に帰って、早速ワラビのおひたしをご馳走になった。新鮮な山の香りがして、とても美味しかった。

畑の宝石

2008-06-22 | Weblog




アグリヘルパーの再開。

2日間の休みで、体調が元通りに回復。

今日からさくらんぼ収穫のヘルパー再開。場所は、前回より少し里前に移動。真っ赤に熟したさくらんぼが待っていた。



この辺りは積雪が毎年2mを超える。もちろん、積雪のため山道は自動車通行止。

冬、ハウスやさくらんぼの樹に積もった雪をそのままにしておくとハウスがつぶれたり、枝が折れてしまう。その為、一冬に何回か徒歩で畑まで来て、雪降ろしをする。

そこまではごく普通のことだが、ここではちょっと違う・・・・。
自宅から一番遠い畑に行くのに歩いて2時間近くかかるそうだ。その為会社の休みの日、吹雪の中朝早く弁当持参で自宅を出発し、雪降ろしをするらしい。畑までの往復だけで4時間も掛かるらしい。



そんなふうにして人の手によって守られ、今年も厳しい冬の季節を越したさくらんぼの樹が、花を咲かせた春。

そして今、目の前にある真っ赤に熟れたさくらんぼ・・・・、冬の厳しい季節の面影など何一つ感じさせることなどなく、まるで畑の緑の葉っぱ一面に散りばめられた、赤い宝石のように、きらきら輝いていた。

吹雪の中、懸命にさくらんぼの樹を守った、自然から人への、ささやかなお礼かもしれない・・・・・。

柿の実

2008-06-21 | Weblog


山形特産の果物に、庄内柿がある。

夕方犬の散歩の途中、柿の樹をよく見ると、小さな実が結実していた。

寒河江市のある村山地方は、昔から庄内柿の産地だが、やはり一番生産の盛んなところは名前の通り、日本海側に位置する庄内地方だ。

我が家でも5~6年前までは、庄内柿を作って出荷していた。

この庄内柿は平種無しの四角い型をした渋柿で、焼酎かアルコールを使って渋抜きをして食べる。

糖度が高く、みずみずしく、渋柿の大王とも言われ、とても美味な柿だ。

この柿は何故か、干し柿にして食べることはほとんどない。



そしてこの柿のもうひとつの特徴は、以前は生産された柿のほとんどが、北海道に出荷された。

そのため、山形県内でも一般の消費者はほとんど食べれなかった。

近年、北海道にもいろんな果物が出回るようになったせいか、需要が減り、その分山形県内でも普通に食べれるようになってきた。

そして次第に価格が下がって来て、我が家でもとうとう生産を止めた。



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かって、この地方は桃の一大産地でもあった。桃の缶詰工場が次々に建設されたほどだ。

しかし、現在桃の生産は極端に減少した。桃の缶詰工場は肉類の缶詰工場に変って行った。

原因としては、生産に手間がかかること、病害虫に弱いこと、日持ちが悪いこと、消費者の桃離れ、などが考えられるが、何よりも果物の缶詰が敬遠されてきたことだと思う。

やはり果物は季節を先取りして、生のものを食べるのが一番なのだろう。

消費者あっての農業ではあるが、米の販売価格が下がり、米作農業だけでは生きていけなくなってきている東北の農業。今、どこの家庭でも後継者問題が深刻だ。

食糧生産としての農業と、生計を立てるための農業。

米作、そしてそれ以外の作物のいずれにしても、これからの農業はめまぐるしく変化する時代の大きな潮流を見逃すと、生き残ることができないようだ。

10年以上前の話だが、アメリカ産のさくらんぼの輸入自由化で山形県の農業は大きく社会問題化したことがあった。

アメリカ産のさくらんぼの価格に山形さんのさくらんぼの価格は太刀打ちできそうもなかったからだ。

しかしいざ自由化が始まって、食感、糖度、色など価格以外ですべて山形産さくらんぼの品質が上回っていたことがわかった。

輸入さくらんぼの自由化問題はそれ以降何も変わることなく1件落着。

本当は、このチャンスを生かして、本来の農業のあるべき姿をもっともっと真剣に核心に触れるまで考えるべきではなかったかろうと思う。

何事もなく済んでしまうと、全てを忘れてしまうような現在の日和見的な農業では、いつかまた大きな農業問題が襲来するだろうと思う。

話は少し大きくなってしまったが、明日からまたヘルパー再開の電話が来た。

生まれて初めて、2日ばかり農業体験をして、ふと思ったことを記してみた。