千恵ちゃんと、太一が秋田に行って、すでに12日。
おとうちゃん、さびしい。
ふたりがいなくて。
はじめの一週間は仕事にパソコンに集中していたけど
家に帰ると、だれもいない。
夕食は、玄米おかゆに納豆とスーパーのお惣菜。
いつも太一がリビングで寝ている、赤ちゃん用のマットの
太一の形の「くぼみ」がなつかしい。
太一のちっちゃい洗濯物も着る人がいなく、なんとも悲しげ。
さびしいなぁ。
昨晩は太一と千恵ちゃんの夢をみたしなぁ。
何故か太一はお話がちゃんとできてたなぁ。
からだの大きさはそのままで、シッカリ話す太一君。
太一に叱られたなぁ。
(オムツのくせにナマイキィ~!)
っと思ったけど、叱られたのは覚えてる。
今、考えても、ナマイキだなぁ。
太一め。
でも、メンコイ。
終始、千恵ちゃんは太一側。
太一と千恵ちゃんの同盟軍。
こりゃ、かなわない。
加藤家の序列は
一位、太一。
二位、千恵ちゃん。
三位、が私。
どこまでも、ビリな私。
それも、いいなぁ。
ふたたび出遭えたことが、うれしい。
毎日、いろんな、懐かしい人に出遭えてうれしい。
辛いけど、きついけど、充実感もある。
じぶんで選んだし、気付きもおおい。
そこを、叱られた。
「甘えてんじゃないよ」
と叱られた。
太一めお見通しだな。
たいしたもんだ。
太一、千恵ちゃん、いつも、ありがとさん。
ひふみゆらゆら