勢いに乗ってついに3台目のDACも交換してしまった。
すでに廃番となっている今更ながらの機器ではあるけれど、
ネット上で賛否両論が行きかう、かつては注目を浴びた
ONKYOのDAC1000。
殆ど使用感がない極上の個体をオークションで入手した。
UD-501からHP-A8とブラック系ボディのDAC導入が続いたが、
今回は他の接続機器と歩調を合わせたようにシルバーボディの
登壇となった。ONKYOはDAC1000を後継機の発売を待つことなく
早々と廃番としてしまった理由を実は傘下に収めたPioneerのU-05に
その地位を譲った為との噂も耳にする。
早速音出しをしてみると予想外に柔らかく艶やかな音がする。
導入した他のDACは解像度が高く、クッキリ、ハッキリとした音質
なのに比べ穏やかな感じ。高級機の雰囲気をほんの少しだけ垣間
見れたような...
このDACも接続の入出力系統が豊富で、機材の多い我が家では
これが選択における必須の条件。入力系統が全てデジタルで
USBとAES/EBUが各1とCOAXIAL、TOSLINKそれぞれ2系統づつ、
出力はアナログのバランスとアンバランス2系統となっている。
COAXIALにはCDプレーヤーとIPODドック、TOSLINKにはMD
プレーヤーとMMフォノイコをかませたターンテーブルを
つないでいる。IPODドックにはUSBポートがあるので、
こちらには2台目のPCをつないでいる。
ターンテーブルはアナログからデジタルに変換し、
さらにまたアナログに戻すという何とも無駄な事をしているが、
他につなぎようが無いのでこの方法で割り切るしかない。
USBが24ビット192kHz、他デジタル系が4倍のアップサンプ
リングで机上ではCOAXIALが176kHz、TOSKINKは192kHzにて出力。
DSDは非対応でさすがに古さは否めないが、我が家では
これからでも活躍の場ありと判断し導入を決めた。
この辺の価格帯のDACは電源を入れてから本来の音が出るまで結構な
時間を要すとの口コミが多いが、今後その辺も検証してみたい。