女川の海はとってもきれいで何も無かった様に静かで穏やかな海でした。
女川原発が見える沖の付近はめちゃくちゃで瓦礫を大きなトラックに積んで作業をしている方がいましたが片付けるのにはまだまだ時間がかかりそうで、海岸沿いは地面が下がったので道が海の中に入っていました。
そのすぐ向かいに大きな女川原発の建物が見えました。
建物自体は見えてる限り崩れている感じはなかったのですが、すぐ近くが悲惨な状況だし女川原発自体は建物ごと1m地面が下がったそうです。
本当に大丈夫なの????
主人に聞いたら3つあった送電線のうち1つが使えて事でなんとか福島の様な状態はまぬがれたといっていました。それでもなんだか大丈夫なの???は残ります。
福島の小さなお子様をもつ方のお話を聞かせて頂きました。
気になって聞いてみた事は、子供たちの生活と食べ物はどうしているのかと言う事と、話を聞かせて頂いたお母さんは子供達のことを気遣って近寄ってはいけない所や普通に外で遊ばせる事ができない事、また食べ物についてもどの様な物を食べさせるか考えておられ北海道の親御さんから野菜などは送ってもらうとのことでした。外の景色や太陽や風、雨が以前と変わらずに見えても気を付けなくてはいけない普通に元気に外で遊べないとは子供も辛いげど親だって辛いと思ういろん事情がそこにはあるのだから、買い物にいっても買いたいものがそこにあっても今までの様に気軽に食材が買えない生活は大変だろうなぁとどの様な状況や環境のなかでもしっかり考えて生きていくそんな事を感じさせていただきました。
以前はやっと食品の添加物や農薬などを少しばかりわかりはじめて、意識を持ち始めた所でしたが、目に見えない放射能という事も考えながら生活しなければならないようになったんだと思っています。
大変残念なのですが、福島は以前より放射線量が高くなっている事は確実で体に良いのか悪いのか専門家も意見が分かれているようですが、そんないろんな事を参考にして私は、気をつけられる分は気を付けたいと思い、大きくはなっている子供達ですが、まだ若いのでこれからの事を考えると口に入れるものは注意するように言っています。
この地震と津波によって原発がどの様なものであるのか考えさせられたと同時に自分が何も知らずに知ろうともしていなかった原発が福島の広い範囲でまた農業や畜産業、漁業のみなさんや日本全体、私たちの生活や体に対する影響まで脅かすものだったなんて・・・
柏崎刈羽原発も遠くから見たのですが、送電線を繋ぐ大きな鉄塔が民家や学校の付近を通って繋がれていてやっぱり田舎の山の雰囲気にはあわないし海の向こうに見える原発の大きな建物も何かあったらここのすばらしい景色や美味しい焼き鯖も生活も目にみて変わらないのに変わってしまうのだと思わずにはいられませんでした。