卒業式の季節

2017-03-10 16:46:04 | 日々思うこと

卒業式の季節になった。

先日美容院に行ったら卒業式の日のお母さんのセット予約が入っている

そうだ。

我が家は入学式、卒業式に親はほとんど出席していない。

わたくしがただ一度出たのは幼稚園の入園式。それまで息子は祖父母、

両親の大人4人の中で育ち殆どご近所にお友達もいなかったので3年

保育にしたが最初は行くのを嫌がった。お迎えバスに乗るのに泣いて

いたけれどそのうち慣れてきた。

1人息子である。いずれ1人で生きていくことになる。甘やかして

ばかりはいられない。卒園式は猩紅熱を幼稚園で拾ってきて出られな

かった。

小学校の入学式は義母(同じ敷地内の夫の母)に出てもらったがそれ

以外の小・中・高の入学式、卒業式は誰も出なかった。

ただ卒業式が終わったあとその日のうちに小・中・高校へお礼に伺った。

用務員さんを含めたすべての人数分に少し足して切りの良い数のお菓子

持参した。平素不義理をしていて、無事卒業できたささやかなお礼の

気持ちだった。

もちろん息子は知らない。

大学の入学式には新入生の保護者に確か2枚の出席券(?)だったかが

届いた。

義父(夫の父)が内孫の晴れの式に出たいと言って東京まで出かけて

行ったが本人とは最初ちょっと会っただけで遠くから式典を見ていただけ

だったそうな。

後に何かの拍子に「僕は公立ばかりで親に負担をかけなかった」と

嘯いたけれどなかなかどうして新入学の準備に300万円近くかかった

のを数に入れていないらしい。

毎月の仕送りが終わって2年後わたくしは専業主婦になった。

仕事もまぁ面白かったし、慰留もされたけれど夫が単身赴任で家を離れ

ていたので思い切って退職した。夫の赴任先と家を行き来して過ごすために。

どこのご家庭も大変な時期である。

新しい門出に祝福あれ!

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あなた いったい どうして・・・

旅先のホテルで夫が倒れた。 それから12年の年月が流れた。 わたくしは・・・