中曾根康弘氏が亡くなった。
今日の新聞はこの人の功績が語られている。
目立ちたがり屋だったことは確かだ。
長く首相の座にあったから功罪相半ばする点も
あっただろうと思う。
わたくしは中曾根氏が内閣官房長官に後藤田正晴氏
を起用したことをかなり買っている。
後藤田氏の実像はよく知らないけれど著書を読む
限り、今彼のような側近政治家がいたらなぁと思う。
わたくしもまだ若くて「政治とは何か」が初めて
読んだ著作だが、佐々淳行氏の著作なども含めて
知る後藤田氏の忖度しないで上司であっても直言
する姿勢が好ましかった。
政治の世界のことだから彼もまた功罪相半ばして
いたのだろうとは思うけれど、「異論を言う勇気を
持て」という考えは今の政治に大切なことではないか
と思う。
中曽根氏のご冥福をお祈りします。