来月中旬入院手術することにした。
「早ければ3月中でもできますよ」と言われたけれど4月にしてもらった。
「1か月も家を空けるとなるとしなければならないこともありますから・・」
か弱くてしおらしい(どこが?って突っ込みが入るか(笑))凡庸な、うだつの
上がらない女だけれどこれでも所帯主である。するべきことはたくさんある。
困ったことにもう1軒空き家も持っている。
今回は手術を勧められると覚悟して出かけた。
「これは生き死にの問題です。死にますよ」と言われていた。
折あしくちょうど息子が出張だったし、1人で決断してきた。
付き添ってもらっても決断は自分ですることなので、初めから1人で十分と
思っていた。前に付き添ってもらったことがあったけれどただ2人で聞いた
というだけだったから。
いろいろな検査に時間がかかってもう1泊しなければならないかと思ったけれど
4時過ぎに終わったので昨夜帰ってきた。
もちろん誰にも言わないけれど、もう十分生きたという思いがないわけでもない。
小学校から高校までかなり目立ってちやほやされて過ごした。
大学時代は青春を満喫した。就職して夫と知り合ってお世辞の大苦手な彼に
結婚を申し込まれて夫婦となった。(わたくしは最初断った。彼とは友達で
いたいと思っていた。男気があって無愛想だけれど話していて楽しかったから)
仕事もやりがいがあった。退職してから同僚だった女性に「しっかりしていて
怖かった。こんなに優しい人とは思わなかった」とお世辞に言われたけれど
職務上の必要で、根は結構しおらしかったはず。(自分で言ってりゃ世話ないか)
そんなこんなで一応男性中心の世界で生きてきた。
今、何をしなければということもない。これをしたいと切に思っていることもない。
怠け癖のついた一介のおばさんに過ぎない。
十分楽しく生きたという気持ちもある。好きな旅もかなりした。
そういう意味では恵まれた人生だったと思う。
この家のことをほとんど知らない子供(アメリカ留学中に引っ越してきたので)
たちにできるだけ分かるようにしておきたい。
結果は終わってみないと分からない。まぁ、なるようになるものだけれど!
楽天家の本領発揮!!