2018年も今日で半分終わる。その日暮らしであっという間だった。
このところ連日「この日の思い出」がスマホに入る。
2012年6月末、2度目の北京旅行。
昔行った時も上海、北京、西安だけの息子との個人旅行でゆっくり旅だった
のだけれどその時には浅田次郎の「蒼穹の昴」が出ていなくて、そのつもりで
見てこなかった。
この作品4部作を愛読して、もっとくまなく見てみたいとの気持ちが
募ったのでこのときは故宮では「珍妃の井戸」まで覗いてきた。
故宮はあまり変わったという印象はなかったけれど万里の長城は
便利にはなっていたけれど芋の子を洗うような人混みであった。
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昨夜ふと見たTV。
夫が旅先のホテルで突然倒れて運ばれた病院の医師が写っている。
彼が夫の頭を開き手術した主治医である。
民家もあまりない山奥で昔から代々引き継いだ山林を手入れしていて
路を作り、植林をして、何とか賞を受賞したとのことであった。
あの当時高校も下宿していったと聞いた記憶がある。
その彼が地元に戻って高校のある市の市立病院の脳外の医師になり
出勤する前や休みの日に山に入って手入れをしているのだそうだ。
真っ黒な顔になっていたのではっきり思いだせなかったけれど、
名前は忘れていないのできっとあのお医者様だと思う。
山の中から出てきて一番驚いたのは英語の能力の差だったと言っていた
ことを思い出している。
地元で頼りにされている医者になっている様子も語られていた。
専門の脳外の手術は地方の病院ではなかなか難しいだろうけれど
地元に根をおろして頑張ってもらいたいと思いながら観た。