今日ブログ開設から5959日らしい。
気づかないうちにずいぶん長い月日が流れていった。
もともとは旅先の温泉地で夫が突然倒れ、救急搬送された
ことから始めた。
2泊3日の予定の最初の夜だった。
隣のベッドで寝ていたのにそんなに具合が悪いとは
気づかなかったのだ。
それから7か月の間わたくしは病院近くの民宿を
定宿にして時々帰宅する以外は、毎日夫の枕もとに
通った。
はじめは手を握ると反応があったのに次第にそれも
なくなり、ついに旅立ってしまった。
3月30日にホテルについてその夜倒れ、旅立ったのは11月9日。
その間、人前で泣くまいとしていたけれど、1人になると
自分を責め、悔やみ、怒り、悲しみ・・その思いを
ぶつける先がなくて途中からブログに吐き出し始めた。
夫が亡くなったとき、立ち上がれなくて一旦閉めた。
やっとどうにか前を向いて生きていかなきゃと覚悟して
また新たに書き始めて今に至っている。
このつぶやきでどんなに救われたことか。
わたくしには誇れる才能がない。
料理も、お野菜つくりも、写真も、散歩も好きではない。
ただその日の出来事、感じたこと、知ったことを
つぶやくだけでこの長い月日を助けられてきた。
ブログには感謝しかない。