ずいぶん以前のことだけれど,斜向うのお宅の奥さんが「今、ヒャッキンで
スリッパや籠を買ってきたところ」と。
わたくしは「えッ、ヒャッキンって?」「百円均一で何でも売っているところよ」
当時ここに来る前から友人と2人、毎週カナダ人に英会話のレッスンを受けていたので
2人でランチとおしゃべりして(英会話は身に着かなかったが)、その後高島屋で
買い物をして帰っていた。
洋服は勿論、スリッパ、タオル、サニタリー用品など何でもずっと高島屋であった。
ヒャッキンでスリッパが買えるなどとは思えなかった。
その後中国へツアー旅行した時、同じテーブルの1人が何の話の時だったか
「僕はまずヒャッキンに行ってそこにない物だけほかの店に行く」と言ったのだ。
すると添乗員の女性が「このクリアファイルも全部ヒャッキンですよ」とその束を見せた。
美術展に行くたびにクリアファイルを買って来てルノアール、モネ、ゴッホ、若冲など
の絵が印刷された(あまりクリアではない)ファイルを使っているので「へぇー、
そんなものも売っているんだ」と興味深かった。 そして・・・
2年ほど前、モーニングの後マーケットに寄ってその中にある「ヒャッキン」の
一角で仲間が「これはお芋が吹きこぼれない優れものよ」と勧めるのでそれと
台所洗剤を購入した。その夜、さっそく里芋を煮てみたけれど吹きこぼれるではないか。
すぐ不燃ごみのかご行きである。それ以来ヒャッキンは信じていなかった。
ところが・・・である。新聞に「そばに置きたい優れもの」として「ダイソーのフライパン
洗い」が載った。植物繊維パキンで作られたブラシである。
わたくしはこういうものにめっぽう弱い。おっちょこちょいである。
弟に頼んで3本も買って来てもらった。
フッ素加工のフライパンには使えないけれどざるやまな板洗いにはよさそうである。
今までもトング、計量カップなど評判の良いものを購入してお気に入りのものは多い。
昨日は「家電批評」でべた褒めの「バルミューダ・スチームオーブントースター」が
届いた。今まで使っていたものは少々汚くなったので不燃ごみ行きである。
まだ届いていないけれど「三角枕」も実はベッドで本を読むのに最適と書かれているのを
読んだから。
「使い勝手が良い」と聞けばすぐほしくなるこの子供じみた性格は母親譲り。
そろそろ卒業しなければと思うのだけれど・・もう遅すぎるか。