1月つごもり。
新聞持参で喫茶店へ。オープンして10日。デニッシュパンに切り込みを入れてハムと
レタスを挟み、ゆで卵とヨーグルト少々。これが最初のモーニングメニューだった。
開店して4日目の朝に出かけて行ったけれどお客は私1人。
ご近所の評判は今一つだった。パンが食べにくい、サラダがない。
それで2回目に行ったとき、誰もいないのを見計らって「ちょっと意見を言っていい
かしら?余計なことだけれど」と言ってみた。何とか行きつけのお店にしたいのだ。
「初めてのことで、まだよく分からないのでなんでも聞かせてください」とのこと。
父親のお蕎麦屋さんを手伝っていて、今度念願の喫茶店を開くことになった
のだそうだ。
「パンはパンのままで別にサラダを付けることにしたらどうかしら。今挟んでいる
ハムとレタスを別の器にして」
すると「キャベツを刻んで入れたらどうでしょう」と言ってすぐ刻み、2つ器を
出してきて「どちらがよいでしょう?」と。「こちらね」とガラスの方で決まった。
もちろん出しゃばりおばさんのせいではないけれど今朝は満席。よかった、よかった。
あんなに貶していた人も来ていて「少し内容変わったよ」って。
「あら、そう。よかったわね」と私。長続きしてほしい。