万緑叢中紅一点

2011-03-25 15:44:32 | 日々思うこと
一週間遅れで今夜は食事会。

10日ほど前、ポリープをとる手術をするので一週間延ばしてくれないかと言いに来た。

それだけの期間で大丈夫なのかと心配したらそれでよいのだそうだ。

「君がいないとやはり駄目だからな。予定を聞きに来た。」と言う。

何しろ「紅一点」だから気を使っていてくれるのだ。

義妹にその話をしたら「おねえさん、もてますね」

「幼馴染に今更もてても仕方がないけれどね。でも、もてないよりましかな」と大笑い。


一切の付き合いを断ち切ったと言い、そのくせ毎晩のように「話し相手がいないのよ」と電話してくる元同僚がいる。

そういう人の愚痴を聞いているより、杯を傾けながらおいしい食事をして話しているほうがよほど楽しい。

それでも、彼らと話していても夫が一番だと思い出したりする。

昨夜も夢を見てさめてから辛かった。彼が倒れてこの月の終わりでもう6年になるのに。

やはりその日が近づいたから余計に彼が偲ばれるのか、なんとも悔しい月だ。
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知人の訃報

2011-03-23 16:46:32 | 日々思うこと
知人の訃報が入った。

夫の先輩で、仕事の上でも少し関わりがあった。

少し前から腎臓が悪いとのことだったけれど、今年の年賀状も来たし、そんなに急にとは思っていなかった。

なぜかわたしを目にかけてくれお食事をご馳走になったこともあったが、夫が亡くなってからは年賀状だけのお付き合いになって

いた。

知っている人がどんどん亡くなっていく。そんな年齢になったのだとは思うもののやはり寂しい。

それにつけても今度の震災で一瞬のうちに家族を亡くした人たちの哀しみはどれほどのものであったろうと考えるだけで涙がこぼれ

る。

自然災害には個人としては抗えないけれど、この理不尽で残酷な現実をとても辛く思う。

東京の飲み水から放射線が検出されたとの報道。

日本の水は安心でありがたいと海外へ出るごとに感謝いていたのに。
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終の棲家をどうするか・・・決心はつかない

2011-03-20 16:03:14 | 日々思うこと
俵萌子氏「終の棲み家に翔べない理由」をさっと読んだ。

子供一人の我が家では息子が東京の大学に入った時点で有料老人ホームを考え、そんなに若くて何を言っているのかと笑われたもの

だ。

だんだんその歳になってきてそれこそなかなか決心がつかないまま実家近くに移り住むことになった。

母はそんなことを考えるのはやめにしなさいと言い、そうかもしれないとも思い、まだ翔べないでいる。

世の中も変わり、介護保険制度もでき「まあいいか」と踏ん切りはつかない。

息子は当分は帰ってこられないだろう。

2箇所に家を持ってそれらの片付けもまだできていない。

困ったことだと嘆きながら一日一日が空しく過ぎていく。
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あなた こんなときそばにいて欲しいのに

2011-03-18 21:04:50 | 日々思うこと
あなた 今度の地震と津波の被害は本当に大きくて、悲惨なのよ。

離れ離れになってやっとめぐり合えたと言って泣きながら抱き合う人。

廃墟の中を家族を探す人。

見ていても辛くてもらい泣きしてしまう。


大切な人を失う辛さ。

あんなに愛してくれていたのに、わたしはあなたが生きている間にもっと感謝の言葉を言うべきだったと後悔している。

あなたも恋人だったときから「僕は君に面と向って愛の言葉が言えない」と書いてきたことがあったけれど手紙も余り上手じゃ

なかった。

わたしはあなたの気持ちを知ってからでも一年以上迷った。別にじらすつもりではなかったけれど、結構周りの人たちにちやほやさ

れていたからひとりに縛られるのはいやだった。

更に婚約まで8ヶ月。そして結婚までもう8ヶ月。

でも今も、あなたと知り合って、結婚してとても幸せだったと思っている。

ありがとう あなた。

こんな辛い思いをするとき、そばにいて欲しいと無理を承知でわがまま言いたいけれど。
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ひとりでも多くの人見つかりますように

2011-03-17 15:18:12 | 日々思うこと
余震らしき地震が続く。

昨夜、お向かいさんから「恐ろしいことね。夜ひとりになるのはとても怖い。だんだん近くなってくる。」と電話がかかってきた。

彼女には息子がいるのだが、夜勤で出て行っているらしい。

わたしも地震と雷は本当に怖いほうで(誰でも余り好きな人はいないと思いうけれど)よく「あなた!地震!!」「また光っ

た!!」と叫んで夫のところへ飛んでいった。

職場でも地震が来たとき、無意識にハンドバッグを持って出口のところまで走り、同僚の「どこへ行く!」と言う声にわれに返った

ことがあった。バッグを握っていたことを笑われたりしたけれど財布がなければ帰れないととっさに思ったらしい。

お向かいさんをこのあたりはまだ大丈夫だろうと慰めてベッドに入ったけれど寝付けない。

そして今は飛んでいく相手のいない寂しさに打ちのめされて、一人残して逝ってしまった夫が恨めしかった。

結局一睡もできなかった。睡眠薬を飲みに降りていくのも億劫だった。

地震や津波で家族を失った人々の哀しみを思えば申し訳ないけれど、大事な人を亡くした哀しみは原因が何であれ同じことで

辛さも同じだと思う。

どうか悲しむ人が少しでも少ないようにと祈りながら救出活動を見ている。
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あなた いったい どうして・・・

旅先のホテルで夫が倒れた。 それから12年の年月が流れた。 わたくしは・・・