「あっあれよ。あれがスステン!」
本当にこんなことがあるのだろうか。
自然界では野生の動物がすぐ近くに潜んでいてもめったに見ることはできない。
それが、話題にしている最中に再びすぐ目の前を通ったのだ。
夕暮れ時のこと。お盆の帰省組と地元組の女子が3人
配膳をしながら、昼下がりに見た小動物の話を始めた時のことだった。
・・「イタチに似ていて、でも顔が黒くて・・
『スステンやで』って言われて調べて・・
そんな会話の最中
話題の主が すぐ窓の向こう デッキの端を通過したのだ。
「あっあれよ あれあれ。あれがスステン!」
黒っぽい顔、しなやかな身のこなし そして 長い尻尾。
その尻尾の先がふんわり白っぽい それがまたとっても可愛いのだ。
スステンの通過はほんの一瞬だった。
でも結構その時間は長く感じられ
「えーっ!!!」 3人で驚いた。
話している最中に、また昼間と同じコースを通るとは・・!
口々に「こんな偶然もあるのねー!!」と 感動した~
後で男子組に報告したのは勿論で
その女子達の表情はきっと皆、得意満面だったろう。
いろいろなことがあった年の お盆のひと時 共通の話題で盛り上がった。
共通の思い出また一つ!
素晴らしい自然からのプレゼントに 「ありがとう。」
一足早く戻った人達にも 次、集まった機会に伝えよう。