はつあきは すず風のそよ吹く
はつあきは 白い筋雲
ほほなでるおくれ毛 ちいさく翻る衣のすそ
赤とんぼの茜色
サルビアの紅色のくちもと
遅れ咲くにがうりのはなは 天を仰ぎレモン色に開く
灼熱の怒りの空を遠め 白い季節はなお透きとおり
青空は澄み高まり
夕暮れれば大空の 雲らはみな茜に染まり
待ち望む季節の音色を再び奏でだす九月
日射し温いその末つかたこそ
遠く名を呼ぶ母の声のごとく嬉し
はつあきの瞳に 護られながら
はつあきは 白い筋雲
ほほなでるおくれ毛 ちいさく翻る衣のすそ
赤とんぼの茜色
サルビアの紅色のくちもと
遅れ咲くにがうりのはなは 天を仰ぎレモン色に開く
灼熱の怒りの空を遠め 白い季節はなお透きとおり
青空は澄み高まり
夕暮れれば大空の 雲らはみな茜に染まり
待ち望む季節の音色を再び奏でだす九月
日射し温いその末つかたこそ
遠く名を呼ぶ母の声のごとく嬉し
はつあきの瞳に 護られながら