平和警察と言う新しい制度。一度に三県、一定の期間を持って持ち回りで実施される。「密告」による「危険人物」の洗い出しを行い、該当者はもれなく拷問の上、「事故死」か「自白」。自白したものは、老若男女・・・少年少女だとて年齢に関係なく超法規的極刑=囚人の目前でステンレス製の断頭台で首切りに・・・これは現代の日本に蘇った魔女狩りか??そんな中、ある一定の法則を持って平和警察に逆らう者が・・・ついには設置された本部に乗り込んで、警官殺害まで犯したうえで、特定の逮捕者および身内だけを救い出して逃走・・・・そしてその犯人を追う平和警察??どうなる???そんなですかね。
さすがです。なんというか・・・さすがです。う~ん・・・あとなんだ???
人はサクサク死にます。えーと・・・勧善懲悪では無いです。でも読後感は悪くないし、登場人物たちもいい味出してる・・・伊坂作品らしい感じだけど、派手さポップさは過去作ほどではない分なんというか・・・う~ん・・・自分で何書いてるのか判りません。すごく楽しんだのは間違いない。
非常に面白かったです。