森口泉=29歳。警察の事務職として勤務して4年。地方紙の新聞記者である親友=千佳とのふとした会話から、漏れてしまった機密情報・・・記事にもしない、他言もしないと誓った千佳だったが、その翌日彼女の務める新聞社のトップ記事は「その」スクープだった・・・右往左往する警察・・・そして千佳を問い詰めた泉・・・でも千佳はやっていないと。「この記事には何か裏がある・・・」と調査に乗り出す千佳は・・・その10日後に殺されて・・・そんなですか?
順序良く、ほど良い誘導で物語は進む。なんというか、展開の匂わせ具合が絶妙。そして、地に足付いた登場人物たちが、各々の人間味や見せ場を持って物語を転がす感じが・・・奇をてらわない、でも硬派過ぎない程度に質実剛健なエンターテイメントぶり?意味不明ですか・・・なんか、良かったです。熱中・熱狂する感じではないけど、すっぽりはまった感じで好きです。
しっかりと、きっちりと、ほど良く面白かったです。