「猫弁と幽霊屋敷」 大山 淳子

猫弁シリーズ2ndシーズン第三弾、最初からだと8作目ですね。

 

ひきこもりで男性恐怖症の依頼者から、知らぬうちに相続していた幽霊屋敷の処理を依頼された猫弁。そんな時事務所の猫たちは、里親候補との集団見合いに1匹除いて駆り出され・・・そしたらその見合い会場の横、スポンサーホテルでペットを人質ならぬ獣質に取った立てこもり事件が発生して？？？　野呂の親愛なるボコも獣質に取られ・・・人命がかかわらず真剣度の低い警察と、気を病む飼い主たちと・・・幽霊屋敷に届いた手紙とか事務所引っ越し問題やら、再び子供押し付けられ事件の発生や、直の受験なのに受難体質もあって・・・大福と猫弁は新居での同棲？プレ新婚生活？？で微妙にすれ違ったり愛を感じたり・・・どうなる？？？って感じですか。

笑えて泣けるいい話が相変わらずですね。安心安定。今回の依頼人千住澄世も良いし、立てこもり犯も、ぬりかべな刑事も・・・新登場人物＝今回の主役たちみな良い味です。立てこもり解決のあたりはホロっと・・・野呂の縦ロール？やら猫弁の七重へのハグとかも素敵です。満喫しました。

 

非常に面白かったです。

 

 

過去作の感想↓

「猫弁」

「猫弁と透明人間」

「猫弁と指輪物語」

「猫弁と少女探偵」

「猫弁と魔女裁判」

「猫弁と星の王子」

「猫弁と鉄の女」