「珈琲店 タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート」 岡崎 琢磨

シリーズ8作目。

美星さんの下で一緒に働くようになった青山くん。そんな二人のいるタレーランを訪ねてきたのは「第5回関西バリスタコンテスト」で事件を起こした石井！？石井は企画会社の女性を連れて来て、彼女は京都で行われるコーヒーの飲み比べイベントを企画してる・・・若いドジっ子だった？？石井がまた悪さをしない様にとの思いもあり、参加を決めた美星さん。結局初日から妨害事件は発生し、何故か推理を披露する石井・・・しかし解決せず。翌日にはタレーランにも・・・そして美星さんからクビを言い渡される青山くん？？？で、犯人はまた石井なのか？？？ クビになった青山くんは・・・そして事件の結末と犯人の思惑は・・・

 

今回は青山くんきっちり出て来て振り回されます(笑)　裏切り仕掛けのテイストは変わらずあの線で、裏切りなのに安心・安定。美星さんのキャラが芯は守りつつ、細部でちょっとづつ良い感じに壊れかけて来てる(?)のも、良い感じです。そして青山くん良かったねと言う結末まできっちり楽しめます。

 

面白かったです。

 

 

 

過去作の感想は↓

「珈琲店 タレーランの事件簿」

「珈琲店 タレーランの事件簿2 彼女はカフェオレの夢を見る」

「珈琲店 タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは」

「珈琲店 タレーランの事件簿4 ブレンドは五種類のフレーバーで」

「珈琲店 タレーランの事件簿5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように」

「珈琲店 タレーランの事件簿6 コーヒーカップいっぱいの愛」

「珈琲店 タレーランの事件簿7 悲しみの底に角砂糖を沈めて」