和奈、小学校の若手教諭=2年生の担任。高校生の妹、莉緒と二人で暮らす。父は不倫の果て10年前に去り、それから姉妹を育てた母も過労によって3年前に逝った。授業参観の時、どこかで見たことがある女性が生徒の母親としてやって来た。それは自分の家庭を破壊したあの女だった・・・向こうはこちらに気づいた様子もなく、あの女がのうのうと幸せそうな顔をして自分の前に現れたことに苦悩を感じる和奈だった・・・そして・・・そんな感じで始まります。
作者4年ぶり位の新作ですかね。ミステリィとしてはひねりもなく、フェアすぎるところもあって見え見え・・・ですが、まあ分かり易いのはそれはそれでいいのかもしれない。読みやすいのは非常に読みやすい。読み応えはどうだろう・・・つまらなかったという感じでもないけれど素直に「面白かったぁ!」って感じでもなく・・・好きな作家さんだけに、うむ・・・と言った感じ。
普通でした・・・かな・・・いや少し面白かったです。
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