シリーズ第二弾です。
人生を悔いる人に時間を遡り、4分33秒だけ「やり直し」の機会を与える特殊能力者時守。自分が選択した未来の改変・・・事故で死んだ親友の月子を救ったことで、以前の「未来」では死ぬことがなかった赤ちゃんが死んでしまった。その赤ちゃんを救うため、岬陽葵はやはり時守のツンデレ男子同級生の千歳ちはやと過去を遡る後悔を抱えた関係者を探し、2度目のやり直しに挑む。そして遂に再度過去に触れることが出来たが、その結果は・・・向日葵をみて悲しんだ男が自ら命を絶ち、その親友の時を渡した時守の時花だったが、その結末があまりにも・・・と言う感じですか。
本筋と関係ないところでの、北海道ローカルグルメの紹介が相変わらず美味そうでナイスです(笑) 読み味が非常によく、各キャラが味わい深く心情描写やら展開やら非常に楽しみやすい構成です。陽葵の成長&彼女を取り巻く色々なことがまとまって来た一方で、ツンデレ千歳のデレ度が上がりつつ、時花&日暮との関係も出し惜しみ気味にさらし始めてて・・・回収されてない伏線っぽいのはたくさんあるので続くんですよね?なら続編が楽しみですね。いや、前回"続く"だったのが今回"Fin.”で終わってるので反響とか売れ行き次第とかか・・・続いてほしいシリーズ作品です。
非常に面白かったです。
前作の感想↓
「魔女のいる珈琲店と4分33秒のタイムトラベル」 太田 紫織
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