飲み会明けの10月の朝、日吉で女性の刺殺死体が発見されたとニュースが。ずっと日吉に住み続けた千弦=女子大生は、万が一知り合いでない様にと皆にSNSなどで連絡を取り続ける。そして、飲み会で気が付かなかった「相談があるので電話が欲しい」と言う玲菜からのメッセージに気づく・・・返信を打つが既読にならず、連絡も付かなず気が気でないまま過ごすしていると、刺殺死体は果たして玲菜の物であった・・・彼女は小学生の頃の「特別な友達」で、大学で再開してからなかなか旧交を温められずに居たのだが・・・彼女が殺された理由が「相談」にあったのではないかと、千弦は謎を追う。その中で玲菜が大学の准教授と付き合っていたことが判明し・・・と言う感じですか。
作者得意の重層型ミステリィで、大小色々仕掛けてます。細やかです。葛藤&せつなさ全開もお手の物ですね。主人公は元気印?時々名探偵。対峙する准教授のキレっぷりが、まああれで・・・最終的な被害者の人物像が・・・・うん良いですね。脇で光る、姉御肌?の土用下報子さんが地味に好きです。
非常に面白かったです。
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