嘘によってやばいことになる系のミステリィ短編集
・自宅で死んでいた泥棒と思われる見知らぬ男と妻が隠している彼との関係と冷え切った夫婦関係=「妻は嘘をついている」
・推しの人気ロックバンドのPVに出演した後のSNSへの嫌な書き込みと、それに端を発した旧友との諍いと=「まだ間に合うならば」
・卒業式に仕返しをすると言う女性の声を聴いたことで広がった噂で右往左往する三年二組の担任教師=「三年二組パニック」
・最後まで見届けたかったと言いながら亡くなった義母が中の悪かった妻に送ろうとしていた遺品の中身と隠し事=「家族になろう」
・映研の撮影現場に置き去りしたら死んじゃったわがまま系女子部員の死の謎とそれをあおるSNSの書き込みと=「あの日、キャンプ場で」
と言う5編。
サクサク読めていい感じ。致死量に至らない感じの軽めの毒も軽イヤミスと言う感じで良いかも。それぞれミステリィとしての仕掛けがほんとにきっちりしてて、ああミステリィ読んだぜって言うあたりもナイスでした。
面白かったです。
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