25歳の誕生日の前日に見知らぬ男から「6時間後に君は刺されて死ぬ」と予言された美緒、子供のころ防空壕で1日だけ行方不明で記憶が無いシナリオライターを目指す極貧プロットライターの未来、男をとっかえひっかえも6年ぶりに彼氏がいない・・・占いをしてもらった男から「今度の水曜日には恋をしてはいけない」と言われた未亜、ストイックにプロダンサーを目指す中で色々な局面で既視感(デジャブ)を感じる美帆とかつて訪れたドールハウス博物館、再開した女性のビジョンとして3時間後に自分が死ぬ事をしてしまった圭史・・・そんな5つ連作短編+エピローグな小説。
「6時間後・・・」と「3時間後・・・」がWOWOWでドラマ化されたらしいけど、確かにドラマ向き。と言うかこの人の作品ガーっと読んで、どれも映像化向きですね。ロスの映画カレッジ中退→映画/TVの撮影スタッフ→脚本家→小説をと言う作者の略歴からも、ああやはりと。で本作、なかなかいい感じにサラッと読めました。軽めで優しくお洒落な肌触り?もう11年前に読んで記憶の薄くなってるジェノサイド以来新作は出ていないようですが、また出たら是非読ませていただきたいと思います。
面白かったです。
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