恩師のご著書「思いの中に生きる」より
死のとき
先の続き・・・
(略)二人の御使いが夕方ソドムに着いたとき、
ロトはソドムの門の所に座っていた。
(略)ロトがぜひにと勧めたので、
彼らはロトの所に立ち寄ることにし、
彼の家を訪ねた。
ロトは、酵母を入れないパンを焼いて食事を供し、
彼らをもてなした。
彼らがまだ床に就かないうちに、
ソドムの町の男たちが、若者も年寄りも
こぞって押しかけ、家を取り囲んで、わめきたてた。
「今夜、お前のところへ来た連中はどこにいる。
ここへ連れて来い。
なぶりものにしてやるから」
(略)夜が明けるころ、
御使いたちはロトをせきたてて言った。
「さあ早く、あなたの妻のとここにいる
二人の娘を連れて行きなさい。
さもないと、この町に下る罰の巻き添えに
なって滅ぼされてしまう」
(略)彼らがロトたちを町外れへ連れ出した時、
主は言われた。
「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。
低地のどこにもとどまるな。
山へ逃げなさい。さもないと、滅びることになる」
(略)太陽が地上に昇った時、
ロトはツォアルに着いた。
主はソドムとゴモラの上に天から、
主のもとから硫黄の火を降らせ、
これらの町と低地一帯を、町の全住民、
地の草木もろとも滅ぼした。
ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になった。
(創世記の記述を要約)