「御垂訓」～心の扉～

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―２

主題：心のスモッグを
　　　　消すための努力

先の続き・・・

大切なのはあなたの心です。
自分で自分の心にスモッグを出しておき、
光を遮りながら、自分が苦しいからと言って、
宗教にすがり拝んでもご利益はないでしょう。

自分勝手な願い事で、
救われるものが宗教ではないのです。
自分がスモッグを出していて苦しんでいて、
いくら拝んでも苦しみは消えるわけはありません。

長い間に染みついてしまった習慣を
変えるのは大変です。
しかし、それをしなければ心は
益々真っ黒になってしまいます。
先ず、心のスモッグを止めて、
払ってしまえばいいのです。
そして、先のスモッグを消していくことです。

「御垂訓」

～　恩師の「心行の解説」下巻より　～

また、自然を崇拝する信仰としては、富士山、愛宕山、
三輪山など数多くの山々を神体としての対象にしています。
そのほか、木や石や岩などに注連縄（しめなわ）を張って
神として信仰する習慣もあります。

恐ろしいのは、怨み憎しみのために死んでから
人々や社会や自然に災いを起こす怨霊、悪霊、
自縛霊、幽霊たちです。
それらの霊に「どうぞ災いを起こさないように、
幽霊となって出てこないように、
静かにおさまってください。

その代わりにあなた方に、
神社を建てて神として祀ります」といって、
その霊を鎮魂した神々が日本には大変多くあります。
ですから神社の木を切ったり、石を動かしたり、
境内で小便をしたりすると罰が当たったり、
害を受けたりします。

「御垂訓」～心の扉～

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―２

主題：心のスモッグを
　　　　消すための努力

先の続き・・・

幸せになるためには、毎日毎日、
瞬間瞬間の心掛けが
大切なことは当然です。
先ず、腹を立てないことです。

私は腹を立てたくないのだけど、
周りの者が腹を立てさせると、
言う方がありますが、
仮に周りの者が腹を立てさせたとしても、
腹を立てているのは自分自身です。

苦しいのは自分自身です。
妬むのも、愚痴を言うのも自分です。
だから、なんとしても自分を苦しめることは、
もう、お断りしなくてはなりません。

「御垂訓」

～　恩師の「心行の解説」下巻より　～

八百萬の神の中で最も新しい神社は、
飛行機を神として祀った航空神社ですが、
時代を遡ると、戦争でなくなった兵士の方々の
霊を祀った靖国神社、乃木将軍の乃木神社、
東郷元帥の東郷神社、豊臣秀吉の豊国神社、
徳川家康の日光東照宮、

また織田信長をお祀りした神社ももちろんあります。
数えていけばきりがありません。
飛行機は別として、これらの神社の祭神は時の権力者、
或いは有力者、また時代の犠牲者でもあり、
諸天善神とは呼びがたいと思います。

「御垂訓」～心の扉～

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―２

主題：心のスモッグを
　　　　消すための努力

常に綺麗な水を注ぐと言いますのは、
折に触れてこういう話を聞かせてもらうことも、
これも綺麗な水の一滴です。

さらにこうしなければいけないと言って、
努力することは次の一滴です。
ああ、いい話を聞いたなぁ～と、言って外に出たら、
もう忘れてしまったのでは、何もなりません。

「御垂訓」

～　恩師の「心行の解説」下巻より　～

また、八百萬の神の中に天照大神を祀る伊勢神宮、
神武天皇を祀る橿原神宮など皇室の御魂を祀った神社もあり、
これは国家権力を神として神としたものです。

朝鮮半島や中国から文化を伝えてくれた一族の長を、
神社を建てて神として祀ったものもあります。
これらの神社はおもに帰化人の同族の人達が建てたもので、
このような善行を積んで神として祀られた方は、
人の上であった方で、仏教とは関係なく
善神と呼ばれます。

「御垂訓」～心の扉～

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―２

主題：心のスモッグを
　　　　消すための努力

先の続き・・・

そして、常に綺麗な水を一滴、
一滴、注ぐことです。
長い間、かかって汚してきた水は
一度には綺麗にはなりません。

結果を急ぐことなく、
休みなく続けることです。
そうしたらやがてまた、
もとの綺麗な水に戻ってきます。

愚痴を言わない、不平を言わない、
満ち足りることを知る、
人を妬まない、こうすれば少なくとも
これ以上、

心のスモッグを出すこともなく、
コップの水も汚すことはありません。

「御垂訓」

～　恩師の「心行の解説」下巻より　～

次に日本の八百萬の神々と諸天善神とは
全く異質の神々であるということについて、
補足説明させていただきます。
日本の八百萬の神々の中には善神も悪神も
含まれています。
　
高橋信次先生の言われる神、
「まことの神様、上と書く、人の上にあった上様、
ペーパーに神の名前を書いた紙様」、
この神・上・紙をどれも
示す偏に申すと書く「神」という字を使うから、
すべて神様だと思ってしまいます。
八百萬の神の中にも諸天善神と
呼ばれる方々もおられます。

それは社会のために尽くしてくださった方、
地域のために尽くされた方、
貧しい農民のために自分の命をかけて、
時の権力者と戦って犠牲になられた方、
大勢の人々を救い助けて下さった方、
これらの方々を感謝の気持ちをこめて、

神社を建てて神として祀られた場合は、
八百萬の神の中で諸天善神と
呼んでよいと思います。
善行を積んで神と祀られた方々です。
お岩様は八百萬の神の中の神として
祀られていますが
諸天善神ではありません。

「御垂訓」～心の扉～

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―２

主題：心のスモッグを
　　　　消すための努力

先の続き・・・

ところが、怒り、妬み、愚痴、
そして足ることを忘れた心を持つと、
ちょうど、綺麗なコップの水の中に、
インクをスポイトで
ポトポトと落としているように
心を汚します。

始めは薄い色でも、
だんだんに水は染まっていき、
やがて、コップの水は真っ黒になります。

このように真っ黒になった心をどうすれば、
元の澄んだ水に戻せるかと言いますと、
先ず、実践しなくてはいけないことは、
インクを注ぐのを止めることです。

「御垂訓」

～　恩師の「心行の解説」下巻より　～

私も今日までに何回か体験させていただきましたが、
蛇（みい）さんとか動物霊とかを祀りこめた
恐ろしい場所がありまして、その霊を上げました時に
「実在界の八大竜王はこの場所に来なさい」と言いますと、
八大竜王はすぐに来られます。

「この者を正しく指導しなさい」
「この者を連れていきなさい」と言いますと
「はい」と言って連れていかれます。
或いは「実在界の稲荷大明神、
この場所に来なさい」と言いますと、
すぐに来られます。
これは仏よりも一段下の段階におられるからです。

「御垂訓」～心の扉～

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―２

主題：心のスモッグを
　　　　消すための努力

先の続き・・・

私たちの心もこれと同じです。
先ず、今、心から出ているスモッグを
止めることです。

ピカピカのコップに
綺麗な水を汲んできますと、
これは透明で綺麗なものです。

これが赤ちゃんとして、
この世に生まれさせてもらった時の
私たちの心です。

「御垂訓」

～　恩師の「心行の解説」下巻より　～

先の続き・・・

仏教教団を守る姿としては、他にも、
例えば大阪の四天王寺にある阿弥陀如来像の周りを
警護しておられる四天王とか、
奈良の新薬師寺で薬師如来の周りを
警護している十二神将とかにそれを
見ることができます。

お釈迦様の生存時、クシャトリヤと言って、
王侯貴族の方々で仏の教えに帰依し、
仏陀サンガの外側を守られた方々のことを神将とか
諸天善神とかいいました。

また、当時の財閥の方々が精舎を寄進したり、
いろいろ経済的に援助をなさいましたが、
この方々は諸天善神の中の大黒天と呼ばれています。
諸天善神はお釈迦様のお弟子、或いは信者さんですから、
仏が「こうしなさい」
と言われれば、それに従われます。

「御垂訓」～心の扉～

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―２

主題：心のスモッグを
　　　　消すための努力

先の続き・・・

そこで、今朝はその心のスモッグの
払い方についてお話しましょう。

空に出来てしまったスモッグは先ず、
今、出している煙を止めることです。
そうすれば、やがて森の木が出す酸素や
自然の風が空を美しくしてくれます。

そのためには、これまでの物質文明の
悪いところを反省して、
自然界への尊敬を持たねばなりません。
神様が与えてくださっている
自然の恵みを大事にすることです。

「御垂訓」

～　恩師の「心行の解説」下巻より　～

「諸々の諸霊をいっさいの魔より守り」というのは、
この世を去って成仏できないでいる人々の霊、
つまり、自分が本来神の子であることを
自覚できないでいる人々を、
いろいろな魔の意識が襲ってきたときに
、諸天善神はこれらのいっさいの魔から
諸々の霊を守って下さるのです。

ですから、正法に背き、正法を誹謗し
妨害する者には厳しく接して、
正法に近づけないようにする役目を持っておられます。
それを形として表しているのが、
大きなお寺の門に立っておられるあの
仁王様で、これは仏教教団を守る諸天善神の姿です。
勧善懲悪の神が諸天善神ですから、
決して害を及ぼされることはありません。

「御垂訓」～心の扉～

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―２

主題：心のスモッグを
　　　　消すための努力

おはようございます。
長尾弘です。
爽やかな朝のひととき
ご一緒に心の夜明けを迎えましょう。

今朝は先週に引き続いて
心のスモッグについてお話させて戴きます。
先週は工場からスモッグが出るように
私たちの心からも光を遮ってしまうスモッグが
出るとお話ししました。

スモッグがないのは生まれたばかりの
赤ちゃんのお顔です。
年を取るに従って、世間の風に吹かれて
心のスモッグを出し、
光を遮り、そうして赤ちゃんのお顔から
離れてしまうのが私たちです。