恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
全財産上げても神は喜ばれない
先の続き・・・
そんなことがあるだろうかと思いますが、河内の国分でこのお話をした時のことです。
固い蕾のチューリップを何十本か生けて下さっていましたが、みな首を曲げて
いた蕾が、そのとたんに立ち上がって、パーッと一斉に花が咲きました。
ワァーとその場で開いたのです。
二部屋向こうの鏡台の上に一輪ざしで生けてあったチューリップも一緒に開きました。
見ておられた皆さんが喚声をあげて驚かれました。
自然現象であったとしたら、蕾は必ず時間をおいて次々開いてくるはずです。
「ああこれが開いたなあ、ああ次はこれが開くなあ」というように開くのが普通ですが、
同時に全部揃って開くのです。
これは、私が話させていただきましたことを、神様が「その通りだ」といって
証明して下さったのです。
私の話は間違いないと神様が認めて下さったから、こういう不思議な現証を見せていただけたのです。
もし間違っておれば、そんなことは起きません。
チューリップの蕾が一斉に開いても、
その中の一本だけが開く前はこうだったのですよと教えるように首を曲げて、
もとの姿の証しとして残っていました。
正しい神理は、話す言葉の中に神の力が宿ります。
言霊です。
その言霊によって植物も動物もすべて反応してくれます。
神が証をして下さるのですね。
私にはそんな力はありません。
ただの凡夫ですが、しかし日々の生活で心の調和とその実践が神様に通じます。
過去七年間毎晩坐って反省禅定をしました。
今年から坐らせていただくのは月・水・金になりましたけど、
(現在は月・火・水)最初は二、三人の方と始めたのが、今では三十人、四十人集まってこられます。
そういうふうな心の調和、そして行いですね、行いなくして神の道に入ることはできません。
正しい神理に叶った「祈り心」の生活です。
~ 感謝・合掌 ~
(註)御著書では一斉に開花した花の名前をチューリップと書かれていますが、
ユリの花の間違いであると文面より推測できます。
ユリは首を曲げていますが、チューリップは首を曲げていません。