浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2017-01-31 00:37:08 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

633、この世において、長かろうと短かろうと、
       微細であろうとも粗大であろうとも、
       浄かろうとも不浄であろうとも、
       すべて与えられていない物を取らない人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

634、現世を望まず、来世をも望まず、
       欲求もなくて、とらわれのない人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

635、こだわりのあることなく、
       さとりおわって、疑惑なく、
       不死の底に達した人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。


                ~ 感謝・合掌 ~


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「ブッダのことば」より。

2017-01-30 00:18:55 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

630、敵意あるものどもの中にあって敵意なく、
      暴力を用いる者の間にあって心おだやかに、
      執着する者どもの間にあって執着しない人、
      ―――かれをわたしは〈バラモン〉と呼ぶ。

631、芥子粒が錐の先端から落ちたように、
      愛着と憎悪と高ぶりを隠し立てとが脱落した人、
      ―――かれをわたしは〈バラモン〉と呼ぶ。

632、粗野ならず、
      ことがらをはっきりと伝える真実のことばを発し、
      ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。


             ~ 感謝・合掌 ~



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「ブッダのことば」より。

2017-01-29 00:11:20 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

627、明らかな智慧が深くて、聡明で、種種の道に通達し、
       最高の目的を達した人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

628、在家者、出家者のいずれとも交わらず、
       住家がなくて遍歴し、欲の少ない人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

629、強くあるいは弱い生きものに対して暴力を加えることなく、
       殺さず、また殺させることなのない人、
       かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。


             ~ 感謝・合掌 ~ 



            

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「ブッダのことば」より。

2017-01-29 00:11:20 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

627、明らかな智慧が深くて、聡明で、種種の道に通達し、
       最高の目的を達した人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

628、在家者、出家者のいずれとも交わらず、
       住家がなくて遍歴し、欲の少ない人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

629、強くあるいは弱い生きものに対して暴力を加えることなく、
       殺さず、また殺させることなのない人、
       かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。


             ~ 感謝・合掌 ~ 



            

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「ブッダのことば」より。

2017-01-28 02:33:27 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


                第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

624、怒ることなく、つつしみあり、
       戒律を奉じ、欲を増すことなく、身をととのえ、
       最後の身体に達した人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。
      

625、蓮葉の上の露のように、露のように、錐の尖の芥子のように
       諸々の欲情に汚されない人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。      
       

626、すでにこの世において自己の苦しみの滅びたことを知り、
       重荷をおろし、とらわれのない人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

    
               ~ 感謝・合掌 ~ 




           

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「ブッダのことば」より。

2017-01-27 00:09:19 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

621、すべての束縛を断ち切り、
       恐れることなく、執着を超越して、
       とらわれることのない人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

622、紐と革帯と綱とを、
       手綱ともども断ち切り、門をとざす閂(障礙)を滅して、
       目覚めた人(ブッダ)、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

623、罪がないのに罵られ、なぐられ、
       拘禁されるのを耐え忍び、忍耐の力あり、
       心の猛き人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。


              ~ 感謝・合掌 ~



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「ブッダのことば」より。

2017-01-26 00:17:29 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

618、人間のうちで司祭の職によって生活する者があれば、
      かれは司祭者であって、バラモンではないと知れ。
      ヴァーセッタよ。

619、人間のうちで村や国を領有する者があれば、
      かれは王であって、バラモンではないと知れ、
      ヴァーセッタよ。

620、われは、(バラモン女の)胎から生まれ(バラモンの)母から
      生まれた人をバラモンと呼ぶのではない。
      かれは〈きみよ、といって呼びかける者〉といわれる。
      かれは何か所有物の思いにとらわれている。
      無一物であって執着のない人、
      ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。


             ~ 感謝・合掌 ~



             

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「ブッダのことば」より。

2017-01-25 00:10:43 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

615、人間のうちで他人に使われて生活する者があれば、
       かれは傭人であって、バラモンではないと知れ。
       ヴァーセッタよ。

616、人間のうちで盗みをして生活する者があれば、
       かれは盗賊であって、バラモンではないと知れ、
       ヴァーセッタよ。

617、人間のうちで武術によって生活する者があれば、
       かれは武士であって、バラモンではないと知れ。
       ヴァーセッタよ。


              ~ 感謝・合掌 ~ 


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「ブッダのことば」より。

2017-01-24 02:40:17 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

612、人間のうちで、牧牛によって生活する人があれば、
      かれは農夫であって、バラモンではないと知れ。
      ヴァーセッタよ。

613、人間のうちで、種種の技能によって生活する人があれば、
      かれは職人であって、バラモンではないと知れ、
      ヴァーセッタよ。

614、人間のうちで売買をして生活する人があれば、
      かれは商人であって、バラモンではないと知れ。
      ヴァーセッタよ。


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「ブッダことば」より。

2017-01-23 00:22:56 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

609、首についても、肩についても、
       腹についても、背についても、臀についても、
       胸についても、陰所についても、
       交合についても、

610、手についても、足についても、爪についても、
       脛についても、腿についても、容色についても、
       音声についても、他の生類の中にあるような、
       生まれにもとづく特徴(の区分)は(人類のうちには)
       決して存在しない。

611、身を稟(う)けた生きものの間ではそれぞれ区別があるが、
       人間のあいだではこの区別は存在しない。
       人間のあいだで区別表示が説かれるのは、
       ただ名称によるのみ。



             ~ 感謝・合掌 ~



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「ブッダのことば」より。

2017-01-22 00:30:08 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

606、次に、翼を乗り物として虚空を飛ぶ鳥どもにも、
      (種類の区別のあることを)知れ。
      かれらの特徴は生まれにもとづいている。
      かれらの生まれは、いろいろと異なっているからである。

607、これらの生類には生まれにもとづく特徴はいろいろと異なっているが、
      人類にはそのように生まれにもとづく特徴が
      いろいろと異なっているということはない。

608、髪についても、頭についても、
      耳についても、眼につても、口についても、鼻についても、
      唇についても、眉についても、


             ~ 感謝・合掌 ~



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「ブッダのことば」より。

2017-01-21 01:56:46 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

603、小さなものでも、大きなものでも、
      四足獣にも、(種類の区別のあることを)知れ。
      かれらの特徴は生まれにもとづいているのである。
      かれらの生まれは、いろいろと異なっているからである。

604、腹を足としていて背の長い匍(は)うものにも(種類の区別のあることを)知れ。
      かれらの特徴は生まれにもとづいている。
      かれらの生まれは、いろいろと異なっているからである。

605、次に、水の中に生まれ棲む魚どもにも、
     (種類の区別のあることを)知れ。
     かれらの特徴は生まれにもとづいている。
     かれらの生まれは、いろいろと異なっているからである。


              ~ 感謝・合掌 ~


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「ブッダのことば」より。

2017-01-20 00:17:41 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

600、師は答えた、
      「ヴァーセッタよ。そなたらのために、諸々の生物の生まれ(種類)の区別を
      順次にあるがままに説明してあげよう。
      それらの生まれは、いろいろと異なっているからである。

601、草や木にも(種類の区別のあることを)知れ。
      しかしかれらは(『われらは草である』とか、『我らは木である』とか)
      言い張ることはない。
      かれらの特徴は生まれにもとづいている。
      かれらの生まれはいろいろと異なっているからである。

602、次に蛆虫(うじむし)や蟋蟀(こおろぎ)から蟻類にいたるまでのものにも
     (種類の区別があることを)知れ。
     かれらの特徴は生まれにもとづいているのである。
     かれらの生まれは、いろいろと異なっているからである。


               ~ 感謝・合掌 ~ 



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「ブッダのことば」より。

2017-01-19 01:10:04 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 


                  第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

597、われら両人は互いに相手を説得することができないのです。
      そこで、〈目覚めた人〉(ブッダ)としてひろく知られているあなたさまに
      たずねるために、やって来ました。

598、人々が満月に向かって近づいて合掌し礼拝し敬うように、
      世人はゴータマを礼拝し敬います。

599、世間の眼としてお出現したもうたゴータマに、
      われらはおたずねします。
      生まれによってバラモンであるのでしょうか。
      あるいは行為によってバラモンとなるのでしょうか?
      われわれには解りませんから、話してください、
      ―――われらがバラモンの何たるかを知り得るように。」


                ~ 感謝・合掌 ~



    




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「ブッダのことば」より。

2017-01-18 00:08:28 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

594、「われら両人は三ヴェーダの学者であると、
       (師からも)認められ、みずからも称しています。
       わたくしはポッカラサーティの弟子であり、
       この人はタールッカの弟子です。

595、三ヴェーダに説かれていることがらを、
       われわれは完全に知っています。
       われわれはヴェーダの語句と文法とに精通し、
       ヴェーダ読誦については師に等しいです。

596、ゴータマよ。
       そのわれわれが生まれの如何を論議して、
       論争が起こりました。
       『生まれによってバラモンなのである』とバーラドヴァージャは語りますが、
       わたくしは『行為によってバラモンとなるのである』
       と言います。
       眼のある方よ。
       こういうわけなのだと了解してください。


             ~ 感謝・合掌 ~ 



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