~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
11、争闘
871、「世の中で感官による接触は何にもとづいて起こるのですか?
また所有欲は何から起こるのですか?
何ものが存在しないときに、〈わがもの〉という我執が存在しないのですか?
何ものが消滅したときに、感官による接触がはたらかないのですか?」
872、「名称と形態とに依って感官による接触が起こる。
諸々の所有欲は欲求を縁として起こる。
欲求がないときには、〈わがもの〉という我執も存在しない。
形態が消滅したときには〈感官による接触〉ははたらかない。」
873、「どのように修業した者とって、形態が消滅するのですか?
楽と苦とはいかにして消滅するのですか?
どのように消滅するのか、その消滅するありさまを、わたくしに説いてください。
わたくしはそれを知りたいものです。
―――わたくしはこのように考えました。」
~ 感謝・合掌 ~