浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2023-02-28 00:12:02 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
   恩師のご著書「講演集」より


            講演集、 三

       人を救う実践は「光」である

先の続き・・・

大きなお寺の法要などで、
花を散らすと書く「散華」というのをしますね。
印刷した蓮の花びらを散らすのです。
それをみな、有難いといってもらってくるのです。
なぜ、ああいうことが仏教に伝わっているかと言いますと、
蓮の花は、お釈迦様が常にたとえとしてお説法下さった花です。
泥池と蓮の花、あの泥池は誰が見ても汚いです。
しかし、あの水面に咲く花は泥の汚れを何一つ受けていません。
清らかな花が咲いています。

「私たちの肉体は正に泥沼と同じものである」と、
信次先生もよくおっしゃいましたね。
「目から目くそ、鼻から鼻くそ、歯から歯くそ、耳から耳くそ、
そして下からは大きな糞或いは小便、膚(はだ)からは汗や垢、
どれ一つとして清らかなものはありません。
譬えてみれば、肉体は、不浄なものを詰め込んだ皮袋であり、
浄なるものは何一つなし」このようにおっしゃったのです。

不浄なものばかり出て来る、
その不浄なものを詰め込んだ皮袋のような肉体に、
私たちは捉われるのですね。
顔を綺麗にお化粧して磨いているけれど、
中を開けたら不浄なものばかりです。
なるほど、そう考えてみますと、
まともなものは出てきませんね。


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「御垂訓」

2023-02-27 00:00:05 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「講演集」より


            講演集、 三

       人を救う実践は「光」である

先の続き・・・

東京のAさんというお宅に、いっぱい大きな金が出たといって、
私の所へ手紙に貼り付けて送ってくれました。
(会場での会話。「あれは小豆より大きいですものね」「大きいですね」)
小豆より大きいのを三つ送っていただきました。
それがたくさん出てきて、桐の箱いっぱい入れてあるそうです。
山口でも、ものすごく劇的なことがあったのですよ。
ちょうどお寺のお坊様がお見えになっていたのです。
婦人会館を会場に貸していただいて、
七十人ぐらい集まっていただいた中に、
お坊様が後ろのほうにおられるのです。

ところが、その時に限って、
またお釈迦様のお話ばかりが出てきます。
専門のお坊様がお見えになっていますのに、
素人の私がお釈迦様のお話をさせていただき、
ほんとうに申し訳ないと思うのですが、
言葉として出るものは止められません。
そして、お釈迦様のお話をいろいろとさせていただきました。

もし、わたしが間違っておりましたら、
後ほど宗教家としてお坊様の立場で、
私を御指導下さいとお願いしておきまして、
お話をさせてもらいました。
禅宗の偉いお坊様で、ものすごく恐い顔をして、
私を睨みつけておられるのです。
ところが、嫌みなことに、次々と仏教の話が出て来るのです。


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「御垂訓」

2023-02-26 00:04:12 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

  恩師のご著書「講演集」より


            講演集、 三

        人を救う実践は「光」である

先の続き・・・

ほんとうに私たちが光り輝きます。
昨日もここにお見えになった方が、目を開いて私たちを見たら、
私の足だけ見えて、他は何も見えなかったとおっしゃっていましたね。
ただ光だけ、そういうことは絶えずあるのですね。
特に成仏できない霊をその人に入れますとね。
一メートルぐらい間隔をあけまして、
「くそ、誰じゃ。どこにいるのか、どこにいるのか」と言って、
大きな目をむいて一メートルほど離れた私を探し歩いています。
全く見えないのです。

それは、闇の世界から光の世界を見ることができないからです。
嘘のようですけど、大きな目をぐっとむいておりながら、
私を見ることができないのです。
それだけではありません。
今度は自分の周り、環境そのものが光に包まれます。
しかし私だけではなく、私と一緒に行った人全部がその光を見ます。
黄金の光にずっと包まれていきます。
神様はちゃんとそれを証明して下さいます。



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「御垂訓」

2023-02-25 00:31:13 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「講演集」より


            講演集、 三

        人を救う実践は「光」である

先の続き・・・

「自ら光となります」こんな有難い教えはほかにありません。
滝に打たれたり、寒いのに氷を割って水の中に遣ったり、
そんなことは一切しなくていいのです。
自分の行いによって光となります。
或るは神のみ使いとなることができます。
そして、自分がほんとうに神のみ使いとして、
この地上の方々を救わせてもらう為に生まれさせてもらったのだあという自覚も、
自らできあがってきます。

それは、「たださせていただく」という行為の中に分かってくるのです。
だから、私個人の時間は何もありません。
すべては人さまのものです。
また神のものです。
私のすべては神のもの、私のすべては人々のもの、私の時間は神のもの、
私の時間は人々のものです。
神の僕であり、人々の僕として生きる時、自ら光になります。
難しいことは何も要りません。
言葉とか理屈ではないのです。


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「御垂訓」

2023-02-23 23:57:36 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
 恩師のご著書「講演集」より


              講演集、 三

         人を救う実践は「光」である

そして、一車線で混んだらこれはどうにもできませんが、
二車線三車線ありますと、
私がハンドルを持たせてもらいましたら、前は全部空きます。
車のない所を走っているのと同じです。
まあ、前が空いているのか、
自分が横に寄っているのか知りませんが、とにかく、
前の車が全部なくなるのです。
赤信号に長いことひっかるということはめったにありません。
もう、すうすうと行きます。

また、横から後ろから当たりにきた車が、
後ろにひっくり返ったのを何回も見たことがあります。
それは、私が光に包まれているからです。
私自身が光になれる為です。
その自分の使命を果たす為に、
私たちが自分の一切の欲望を捨てて、
お役に立たせていただく行動を起こした時は、
もうすでに私たちは光です。

皆さんも同じことです。
自ら光になることができます。
その時、一切の魔は近づくことはできません。
闇は光の中に入ることができないのです。
自ら光となった時、一切の災難、災害、災厄は、
近づくことができなくなるのですね。
だから、常に光に満たされていることが大切だと思います。



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「御垂訓」

2023-02-23 00:09:15 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

          恩師のご著書「講演集」より


              講演集、 三

         人を救う実践は「光」である

私はもともと、今もそうですが、本当に至らない、皆さんよりも至らない
凡夫ということを良く知っています。
しかし、自分の使命というものを知っています。
それを知るまでは、例えば車に乗るでしょう、一日乗れば一回や二回は必ず
冷や汗をかくようなことがありました。
車を当てられそうになったり、子供が飛び出してきたり、
自転車に乗って突き当たってきたりしました。

しかし、私には、多くの人を救うためにお役に立たなくてはいけない、
苦しい方をお救いしなくてはいけない、という使命があることが分かりましたから、
車に乗る場合でも、車さんにお願いをするのです。
「今日はどこそこまで行かせていただきます。その場所にはこれだけの方が
私を待ってくれています。ですから、その方達の為にお役に立たせてもらいに
行く使命がありますから、あなたもどうぞ頑張って下さい。よろしくお願いします」と、
車にお願いをしましたらね、それ以後は、ヒャーッとすることは
ただの一度もありません。


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「御垂訓」

2023-02-22 00:06:03 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

            恩師のご著書「講演集」より


                 講演集、 三

         常に「明るい思い」に切り替える訓練

では今度は、病気になったり、
精神的に苦しんだりした時の、
ご本人の心の在り方ですね。
これは絶対に、神様の御子として
必ず治るのだという強い信念を持って下さい。
そして、自分にそういう災いをするものは
一切無いのだということを、
強く自分自身に言い聞かせて、自分が神の子らしく、
神様の心をよく理解するように、実践に移していくことです。

神様とは大調和でしょう。
調和とはバランスです。
あのヤジロべエは、いくら細い指先でもちゃんと立ちます。
あれは、両方の重さが同じだから立つのですね。
いくら危険な場所でも立ちます。
自分と相手が調和していくことです。
自分のことばかり考えていてはいけません。



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「御垂訓」

2023-02-21 00:20:12 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
    恩師のご著書「講演集」より


           講演集、 三

    常に「明るい思い」に切り替える訓練

そして、要らぬよけいな心配をしないことです。
よけいな心配をしたら、それは、
もう明らかに次のよけいな心配事につながってきます。
だから、「必ずこの子は健康になってくれる、
必ずこの子は素晴らしい子になってくれる」と、
常に念じるのです。
明るい想念を常に持ってもらうことです。
プラス志向ですね。
或いは常に光のほうに心を向けるのです。
そして、発想の転換、思い方を
パッと切り替える訓練をすることです。

一つのパーンと頬を叩かれたとします。
普通だったら、腹が立つなあと思うのですけど、
「ああ、有難い、二ついかれることを思ったら、
結構なことだ」と言って、喜びに変えるのです。
或るいは手のひらでパーンと横っ面を叩かれたら、
「ああ、有難いよ。
ゲンコでいかれることを思ったら結構だ」と言って、
その思いを無理しても変える訓練をするのです。
そして喜びに変えてしまうのです。
それを常に訓練していきますと、
やがて環境もまた明るくなってきます。



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「御垂訓」

2023-02-20 01:23:57 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

            恩師のご著書「講演集」より


                 講演集、 三

         常に「明るい思い」に切り替える訓練

今度は親の失敗で、
知らない為に間違った子供の育て方をした場合、
子供さんが苦しみの中に入られます。
親も又、それと同じ苦しみ、
それ以上の苦しみを味わわなくてはいけません。
しかし、もし、そのような環境を
与えられてしまった場合は、
これをどのように乗りきるかが問題です。

これが大事なのですよ。
「大難、小難」という言葉があります。
「ああ、これぐらいだったら結構だ、
もっとひどいお子さんもあるのに、
私の子供はこれぐらいで有難い」と思い、
また、少しでも良くなってくれたら、
「ああ、良くなってくれて有難い」と、
常に感謝に心を変えることです。


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「御垂訓」

2023-02-19 00:12:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
恩師のご著書「講演集」より


         講演集、 三

  子供が非行に走らない為の育て方

しかし、もし子供が不幸せになってしまったら、
親は絶対に幸せにはなれません。
健康であって、そして親を安心させてくれて、
始めて親の幸せがいただけるのですね。
今ここにおられるお子さんのように、幼い時から、
いまお話させていただいた要領で、
常に愛の言葉を注ぎかけますと、
もう悪くなってほしいと言っても、
絶対に悪くはなりません。

お子さんが幼かったら、間に合います。
すぐに変えて下さい。
自分に幸せを与えていただく大事なお子さんです。
いかにうまく育てるかに問題があるのですね。
親の責任です。
これから親になってくれる若い方は、
ぜひこのように実践して下さい。


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「御垂訓」

2023-02-18 00:01:18 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
  
恩師のご著書「講演集」より


                講演集、 三

         子供が非行に走らない為の育て方

誰方も皆、子供が大きくなって非行に走らないか、
心配をかけることはないかと、
一生懸命心配するのですけど、
いま言ったふうにしておいたら、絶対大安心です。
やがて、自分達が年老いた時に、
子供が両親に対して、感謝、孝行をしてくれるようになります。

子供を上手に育てるのは、これは自分の為ですね。
人間は子供を授かりますと、もう親の立場をいただきましたら、
自分達夫婦だけで幸せには絶対になれないのです。
それはなぜかと言いますと、
子供の幸せの上に親の幸せが乗せてもらえるからです。
子供が幸せになってこそ、親は「ああ、よかった」と思います。


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「御垂訓」

2023-02-17 00:16:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
  
  恩師のご著書「講演集」より


                講演集、 三

         子供が非行に走らない為の育て方

また、その場にお父さんがおられる前で、
お母さんがお父さんを持ち上げたり、
逆にお母さんがそこにおられる時に、
お父さんが子供にそういう話をしても通じないのです。
これは、ものすごく不思議ですね。
いくら幼い子供でも、ここにお父さんがいて、
お母さんが話すでしょう、すると、
「いやなお母さん。お父さんに上手して・・・」と、
心にシャッターを下ろすのです。

その逆の場合も、子供は「いやなお父さん。
うまいこと言うて・・・」と、なります。
いない時に言われたら、すっと入るのです。
だから、そのタイミングを上手に、
いない時に愛の言葉を注ぎますと、絶対に悪くなりません。
一つ実践して下さい。
素晴らしい子供に育ちます。


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「御垂訓」

2023-02-16 00:07:39 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「講演集」より


                講演集、 三

         子供が非行に走らない為の育て方

先の続き・・・

あなた達もお母さんを大事にしようね」と、
喜び、感謝して、「お母さん、ありがとう」と、
子供たちに心から感謝の言葉を注ぎますと、
今度は、悪くなってほしい、
ちょっと親に心配かけてほしいと言っても、
子供にはできないのです。

非行に走ってほしい、
親不孝してほしいと頼んでもできないというのは、
大事にしよう、感謝しようと言って育ててきますと、
子供の心は綺麗ですからね。
親不孝はできないのです。
子供のいない所では夫婦喧嘩をして、
表面だけで「大事にしような」と言ってはいけません。
これはすぐにばれます。
やはり、心からそうすべきですね。



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「御垂訓」

2023-02-15 00:11:21 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       恩師のご著書「講演集」より


                講演集、 三

         子供が非行に走らない為の育て方

子供が非行に走らない為の育て方、これは、
ご両親が幼い子を育てる時に、
お互いに感謝と喜びを持って育てることです。
お父さんが仕事に行っている時、お母さんは幼い子達に、
「お父さんが一生懸命働いて下さるから、
お母さんもあなた達も安心して幸せに暮らしていけます。
お父さん、ありがとう」と、
喜びと感謝を常に心から子供に話して聞かせるのです。

またお父さんも、お母さんが目の前にいない時に、
父と子の話題の中に、
「お母さんが朝早く起きて食事の支度や洗濯、
お掃除、買い物と、家のことを
一生懸命頑張ってくれているから、
お父さんは安心して働きに出られる。
だから、お父さんは、お母さんを大事にしようと思っている。


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「御垂訓」

2023-02-14 00:19:11 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
恩師のご著書「講演集」より
   

         講演集、 三

     難しことよりもまず実践を

先の続き・・・

行ってこそ、その結果が現れるのです。
いろいろと不思議な奇跡を頂きます。
昨夜から今日にかけて、
ちょっとお願いしましたら、
治らないものがいとも簡単に治ったりします。
すぐ耳が聞こえてきたり、目が急によく見えたり、
あまり簡単だから、
これはそんなものかと思うのですね。

しかし、今来ていただいているY先生も
おっしゃっていますが、
これは大変なことです。
大変な奇跡が行なわれているのですけど、
あまりにも簡単ですから、
その価値が分からないとおっしゃるのですね。
しかし、価値が分かろうが分かるまいが、
要は救われて下さればいいのです。


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