~ 恩師の御講演より ~
「報恩」
人は唯一人では生きられない
仮に無人島に住したとしても
そこには太陽の熱・光があり
水があり・草木・森羅万象が共存している
空気があり、その空気の中には
人がそして生物が生きて行けるだけの
適当な酸素が含有されている。
この酸素の量が過多であっても過少であっても
生命を維持することは何人たりともゆるされない。
換言すれば 森羅万象の調和にささえられ
生かされることによって
私達は生きさせて戴いているのである。
もしこれらのものが無かったら・・・を、
一度 想像してみてください、
太陽の熱・光、そして空気・水
森羅万象すべてが有償であったとした場合
あなた様がどれほどの収入を得ていたとしても
たちまちのうちに破産してしまうでしょう。
このことを考えた時、おのずと心に感謝と
合掌の思いが出てくる筈です。
これらの恩に報いる
唯一の道は、
森羅万象を生かし他を生かすことであり
自分を取り巻く森羅万象への報恩であり
他を生かし物を生かす報恩の行為しかありません。
感謝とは報恩の行為があってこそ成り立つものなのです。
~ 感謝・合掌 ~