
同じような症状の患者さんが続くことがあります。今日の方は右ひざの裏側がはれて痛み、自分では関節が悪い感じではなくスジが腫れているように思ったけど10日くらい治らないので病院にいったところ、レントゲンなども撮らずいきなり膝に注射針を刺して水を抜かれたそうです。
病院の処置はそれだけで、その後ひざの関節がギシギシいいだして前よりもさらに痛くなったということで私のところに来られました。さわってみると確かにひざ裏真ん中のスジが腫れて少し熱をもっています。手を当てているとだんだん腫れと熱がひいてきました。
でも曲げ伸ばしをするとまだギシギシ感があり、少し痛みも出ます。今度はひざの前、お皿の方から手を当てていきました。しばらくするとギシギシ感がなくなりました。ひざの曲げ伸ばしをしてみると顔をしかめられます。
「痛いですか?」
「えっ?・・・痛みは無いみたいですが・・・」
「違和感がありますか?」
「頭の中に病院で注射針を刺された恐怖感が残っているみたいです」
ということでメンタル面の浄化をして歩いてもらうと普通にスイスイ歩けるようになりました。
私は病院、現代医学を否定するものではありませんが、処置の仕方により肉体的、精神的ダメージを受けておられる方があるのも事実です。そういう方の手助けができればと思います。