八坂の塔から坂道を下って、バス通りも突っ切って一本北の道に入ると、突然人の姿が見えない、閑静な路地に出ました。
この塀の切れ目を右に曲がってしばらく進むと、大きな屋根のお寺が見えてきました。
建仁2年(1202) 将軍源頼家が寺域を寄進し栄西禅師を開山として宋国百丈山を模して建立された臨済宗建仁寺派の大本山、建仁寺。
玄関正面には禅寺らしい書が。中に入ってすぐのところに、この寺で公開されている「絵」についての解説VTRを放映している部屋があったので、ここまででかなり歩きつかれていたので、休憩を兼ねて40~50分じっくりと観て、絵の内容、背景を理解してそれから館内を廻ったのが非常によかったです。
この寺には二つの雲龍図がある。こちらは海北友松筆「雲龍図」 にらみの眼力がすごい・・・
法堂の天井には2002年、創建800年を記念して「小泉淳作画伯」筆の双龍が描かれた。
天井いっぱい、畳108畳にも及ぶ壮大な水墨画。
この時期、床が工事中で真下から見られなかったのが残念だけど、すごい迫力は十分感じられました。
清々しい空気ただよう中庭。
書の「風神」「雷神」
俵屋宗達の代表作として名高い風神雷神図(国宝) これは実物ではなくレプリカ。本物は京都国立博物館にあるそうです。
建仁寺は予想外といっては失礼だけど、とってもすばらしかったです。絵画や書に興味のある方はぜひ訪れたらいいところだと思いました。また撮影OKなのがありがたいです。