サウンドオブミュージック(795)
𝓢𝓞𝓤𝓝𝓓 𝓞𝓕 𝓜𝓤𝓢𝓘𝓒
———————【795】—————————————
His thin hair fell over his forehead, his
arms waved in the air, his world-famous
moustachelet quivered——he was an em-
barrassing sight. If one hadn't been so
deeply interested by the fact that this
man held the fate of many millions in
his hand, one wouldn't have looked a
second time at him ...
’ ’
————————(訳)—————————————
彼の細い頭髪がおでこに垂れていました.腕を
宙に振って、世界的に有名なちょび髭が揺れて
いました.——その光景には実に当惑させられ
ました.この男が世界中の何千万人の運命を背
負っているという事実に深い関心がないならば
二度見することはまずなかったことでしょう.
.———————⦅語句⦆————————————
moustache:口髭
-let:(縮小辞) 名詞の語尾につけて、その名詞
を愛らしく、あるいは小さく表現する.
moustachelet:ちょび髭
quiver:[kwívər](自) 揺れる、震える
If one hadn't been so deeply interested by the fact ~,
one wouldn't have looked a second time at him ..
~という事実に興味がなかったならば、
彼を二度見することはなかったでしょう.
(仮定法過去完了=過去の事実に反する仮定)
「もし~だったら、だっただろう」
「もし~だったら」を条件節、「~だっただろう」を
帰結節と呼びます.
条件節は:if + had + 過去分詞
帰結節は:would have + 過去分詞
で構成されています.
この形を仮定法過去完了と言います.
たとえばこういう文が仮定法過去完了です.
「クレオパトラの鼻があと1cm低かったら
シーザーは見向きもしなかっただろう」
これが過去の事実に反する仮定の一例です.
実際には高かったので、多くの男を翻弄した.
というわけです.
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