3年「マーシャとくま」
絵:エウゲーニー・M・ラチョ
訳:内田 莉莎子
再話:M・ブラートフ
出版社:福音館書店
文字は多いもページもあるけど、ページ数が少ないので、5分くらいかな。
この季節はクリスマスモノが多いのですが、敢えてロシア民話。
ロシア民話は有名なものが多いですよね。うちにある本だけでも「てぶくろ」「3匹のくま」「おだんごパン」「おおきなかぶ」「おとなしいめんどり」「バーバヤガー」…
クマか魔女が出てきたら大抵ロシアということで(笑)
だいたい特に悪い子でもない女の子がクマ(´(ェ)`)に遭遇などの不慮のピンチにあい、知恵でなんとか切り抜けるという。
自然や社会規範などの理不尽さには、腕力や経済力のない女は、知恵で乗り切るのよってことかな。
寒いし、深いし。
冬といえば、ドリカム、ユーミン、ロシア民話か(例えが昭和?)今の冬場デフォはどんなんでしょうか。
1年「くじらだ!」(大型絵本)
作・絵:五味 太郎
出版社:岩崎書店
大型絵本を借りてきました。
大型絵本は1万円前後するので、借りるはお得です。
そういえば、今年は予備の本を「きいろいのはちょうちょ」と「たべたのだあれ」にしたので、五味太郎さんばかり読んでいたかも。
五味太郎さん、お孫さんもいるようなお年ですが、外見も言動もワイルドでカッコイイです。
絵本作家(昨今の小説家もたいてい)見目がよいのはナゼでしょう。
心の広さが表にでてる?ゆっくり考察してみたいものです。
「くじらだ!」はいかにも五味太郎チックな仕掛け絵本です。
「読んだことあるぅ」な子がいて、1年生なので黙っていられず種明かし…がなきにしもあらずなのですが、またそれも大勢で読む、ムズムズな楽しさということで。
今年はクリスマス絵本を読まなかったわ。一応用意しておいたものは、
「クリスマスのつぽ」
作・絵:ジャック・ケント
訳:清水 真砂子
出版社:ポプラ社
メキシコのクリスマス行事、クリスマスビニャータ(クリスマスの壷)についてのお話。
世界のクリスマスの風習の違いも興味深いし、絵も愛らしいし、大きさ、長さも読み聞かせ向き。
「みんな違ってみんないい」な世界観も感じられていいです。
しかも郷土の文学者、「ゲド戦記」などの訳で有名な清水真砂子さんの訳ですもの。グッド!
本は読者と作家の、そして親と子の信頼感のカタチのようです。