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民俗学博物館黒檀梟
廃仏毀釈が気になっていた。
何故あんな無茶苦茶をしたのだろう。
そこへ5月に、廃仏毀釈から復興させた岡倉天心のTV番組があり、思いが再燃した。
もともとは以前に聞いた、高槻での山折哲夫さんの講演がこの興味の種まきであるが、
その時氏は、維新政府が、新しい国つくりに宗教を一つにする方針を採ったと、述べていた。
廃仏棄却の終焉は、仏教文化財の救済復興からとこの番組で知ったが、
明治新政府のなかの、廃仏首謀者は誰だったのか。ここが興味の大本である。
なぜ、神仏共存の独特世界から神仏分離、廃仏へ走ったのか。
かの司馬遼太郎はこれらの点には触れてないそうで、
廃仏毀釈は、街道を行く「奈良散歩」の興福寺で出てきますと、司馬記念館学芸部長に聞く。
この方は稀有な人で、
司馬作品なら、キーワードを言えば即刻、それはここにあります、と答えてくれる。
図書館で廃仏毀釈を調べる日が続いている。